vraiment 88 ページ6
無一郎side
昼休みになるとAは直ぐに教室を出ていった。
音楽室でも行くのかと思ったけどAが向かった方向は音楽室とは逆方向だ。
少し気になって追いかけてみることにした。
Aが行きそうな場所……
今の状況だったら一つしかないよね。憶測だけど。
その場所に向かうと案の定、Aが眠っていた。
屋上前の階段だ。
確かにここは誰も来ないし見えないから寝るには最適の場所だったのだろう。
Aは真面目だから基本的に学校で寝るようなことはしない。
だけどさっき寝るつもりで教室を出て行った。
それほどまでに疲れているのだろう。
今年の全国大会には力を入れているのだろうか。
Aを起こさないように静かに隣に座ってAの顔を見ると、とても綺麗な顔をしている。
こんな美人が有名人とか……
芸能人?(違います)
少しAの髪を撫でていると前に買ってあげたヘアピンが目に入った。
無(いつも、つけてくれてるんだ…)
─────無一郎さんが選んでくれたから
あの時のAの発言を思い出して嬉しくなる。
僕という存在は彼女の中で大きくなってくれたのだろうか。
貴「んん……」
あれ、起こしちゃったかな……
髪を撫でる手を止めるといきなりAが肩に寄りかかってきた。
こういうこと、無意識にやるからこの子はっ……!!
でもこういうことをやるのはそれほどまでに心を開いてくれている証拠だろう。
Aが起きるまでこのままにしておこうと思い、再びAを撫で始めた。
127人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆっくり四つ葉 - 素晴らしい作品をありがとうございます!昆布の神様万歳!さぁさぁ皆様ご一緒に!昆布の神は最高昆布の神は最高昆布の神は最高昆布の神は最高昆布の神は最高 (2020年8月11日 14時) (レス) id: 135b7cf6d1 (このIDを非表示/違反報告)
nyokkivn(プロフ) - 今行ってもレスもらえるかわからないですけど…私、この作品が一番好きです!本当に大好きです!なにか辛いことがあったら、いつもこの作品見てました。言いたいのは、これだけです(*^_^*)ただこの作品が一番大好きですって、言いたかっただけです! (2020年6月22日 21時) (レス) id: e0cffae691 (このIDを非表示/違反報告)
昆布の神(プロフ) - にゃこさん» ありがとうございます!嬉しいです!! (2020年5月22日 9時) (レス) id: aca7717c5b (このIDを非表示/違反報告)
にゃこ - すっごくいいお話でした!昆布の神さんのお話、大好きです! (2020年5月22日 9時) (レス) id: 8d5ee70b8e (このIDを非表示/違反報告)
昆布の神(プロフ) - 星さん» ありがとうございます!!めっっっちゃ嬉しいです(´;ω;`)!!!! (2020年4月9日 13時) (レス) id: aca7717c5b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:昆布の神 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/fullmoon721/
作成日時:2020年3月25日 15時