入学したら愛された【キメツ学園】

いかのおすし ページ19

伊「いいか、帰り道不審者には気を付けろ。
変な奴についていくな。
知らない奴の車にも乗るな。
"いかのおすし"は小学校で習ったな？

"いか"ない
"の"らない
"お"おごえでさけぶ
"す"ぐにげる
"し"らせる

だぞ？

あ、この機会に読者も"いかのおすし"を暗記していったらどうだ。
意外と忘れていることが多いからな、というかこれは基礎だ。これくらいできて…ﾈﾁﾈﾁ」




貴「はいはい、わかってます。
ていうか長ったらしい文章ですね。
覚えるの大変でしたよねお疲れ様でした」



伊「"文章"というな、"台詞"と言え」



貴「はいはいメタかったですね、すみませんでした。さようなら」



伊「まったく…気をつけて帰れ」



貴「ワカリマシター」



伊(半ば適当に答えたな、我が娘よ…！！)
↑キャラ崩壊






教室を出て廊下をてくてくと歩いていく。

伊黒先生、話長すぎなんだよ……
いつもいつもげっそりするわ。



「ねえ」



後ろから声が聞こえた。



魔戻「ちょっとぉ来てくれないかなぁ♡」



あれ嫌な予感がするんだが……

気のせいか？

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