あの日、見た星に願いを。【オリジナル】 (ページ23)

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あとがきページ23

こんにちは。
りんご昆布の神です。

この作品を閲覧して頂きありがとうございます。
早速なのですが、この物語には一つ、矛盾が生じていること、お気づきでしょうか。

そう。『星が降った日』に矛盾が生じているんです。

千年に一度、星が降る日には必ず誰かの犠牲者が出ます。そして今回が光輝だったと夢主は語っています。

しかし光輝が死んだのは二年前、夢主がタイムスリップしたのは光輝が死んだ二年後。

アレアレアレ？
星が降った日に二年のズレがありますね。
過去へのタイムリープは千年に一度起きるということは、正しい時間軸は夢主だと考えられます。

……じゃあ、夢主が言っていた“光輝の犠牲”とは何のことなのでしょうか？

様々な説が考えられると思いますが……
ここで私は一つの仮説を立ててみます。

二年前の過去にタイムリープした夢主ですが、心は二年後と同じなんです。
つまり、千年目の状態で過去に行っているんです。
ここで世界の理が狂っています。

未来の人間が過去に来て、在るべき過去を変えてしまったんです……。

となれば、代償無しに現代へ返してくれるほど世界は優しいのでしょうか……。

ここで重要になってくるのが光輝の犠牲です。

あの時、既にタイムリミットは近付いています。
つまり、夢主の周りでは、二年後に帰る準備が進められていたということになります。

……さて、死んだ人にもう一度会える、という話があったとして会いに行くことができたら、それは当然、せめて死ぬ前にでも話をしたい……そう思いますよね？

となれば、千年に一度、過去に戻った暁、そして過去を変えてしまった暁には、タイムリープをした本人が罰を受けるということになるのではないでしょうか。

しかし、周りの時空が歪んでいた夢主の前で亡くなった光輝が夢主の犠牲の代わりの犠牲だったとしたら……？

これは、私の考えですので、この物語が何を意味しているのか考えてみても楽しいのではないでしょうか。

あと田中くん、ネーミング適当でごめんよ……。

↓そして新作です
http://uranai.nosv.org/u.php/novel/fullmoon7257/

二次創作だけど読んでくださると嬉しいです。

それでは今回はここまでで。
皆様に幸福が訪れますように。

りんご昆布の神