師範の願い【時透無一郎】参

orchid ８４ ページ5

取り敢えず滝修行を見に行くことにした。




貴「ん？あの毛皮…伊之助君か」


無限列車で合同任務をした嘴平伊之助君。


ここまで来てるのか…



頑張ってるな伊之助く…


あれ？念仏が聞こえない……あっ…！！



貴「あの伊之助くん！？いのっ…あっやばいやばい！！死んじゃう死んじゃう！！」



伊之助君の蘇生をして川の中に入ると結構冷たかった。



成る程、これは結構過酷だなあ
↑
余裕で川に入ってる人




念仏は集中するため、そして意識があることを伝えるために唱えているらしい。




辺りを見渡していると岩にベタベタとくっついている隊士の塊を見つけた。




貴「何してるんですか？」


炭「A！？」


村「花柱様！？こんにちは！」


貴「こんにちは。村田さんは蝶屋敷以来ですね」


貴「で、見たところ滝修行の休憩みたいですけど…何で岩に貼り付いてるんですか？」


炭「何故かこの岩が凄いあったかいんだ！」


善「お袋の腕に抱かれているようだ…」


貴「あ、善逸君もいたんですか。珍しく静かですね」


善「珍しく！？ってかこんな修行してたら珍しくでも静かになるわ！！」


貴「で、滝修行の方は上手くいきました？」


村「と、とりあえず俺は一刻滝に打たれ続けられるようになったので…これから丸太の訓練です…」


村田さんが歯をガチガチさせながら答えた。

そんなに寒いのか…



貴「でも進んでいるのは凄いじゃないですか」


村「と、十日いるので…」


なるほど。

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