師範の願い【時透無一郎】参

orchid １０７ ページ31

夢主side


どこだ



鬼はどこにいる。



気配は近いのにっ…！！




不「桜宮ァ！！」


貴「うっわ不死川さん！！」


声の主は、誰よりも鬼を滅する執念を持つ風柱・不死川実弥だった。



不「(此奴バケモンを見るような声色で言いやがってェ…！！)鬼は何処にいる！！」


貴「まだ見つけてないですけど、ここら辺にいるのは確かです！」


不「チィッ…行くぞ！」


貴「はい！」


正直不死川さんは苦手だが柱の中でも実力上位の不死川さんが一緒なのは心強い。





前の方で月のような斬撃が飛んでいるのが見えた。



すると不死川さんが何かを見つけたのか右から回れと言ってきた。



素直に右から回ると見覚えのある裾と長い髪が見えた。



貴「っ…！！」



痣が出ているからなのか解らないけど体が動くのが速く感じた。







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無一郎side




【月の呼吸 壱ノ型 闇月・宵の宮】



左手首をかなり深く斬られた。


鬼となっても呼吸による剣技は使えるのか



異次元の速さだ




直ぐに左腕を止血して攻撃しようとした。




［霞の呼吸 移流斬り…］




すると鬼が俺の刀を取ろうとしてるのが見えた。



まずいっ…





ドンと床を踏み割ったような音が聞こえた。



［花の呼吸 肆ノ型 紅花衣］




綺麗な花の剣技の後に蹴られて鬼は後方に下がった。



黒「柱か…」



貴「こんばんは。


上弦の壱さん？」




透き通るような綺麗な声の主が鬼を殺意の眼で見つめていた。






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補足ですが夢主は無限城入ってからずっと痣が発現しています。

説明不足ですみません。

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