北一出身の白鳥沢マネージャー【5th season】【ハイキュー】

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「はい！」

「私、一年の葉山Aです。呼び方なんでも大丈夫だから……」

「一年！？ じゃあ同い年だ！」




突然10番がズイッと距離を詰めてきた。
距離感がバグってる……。工くんタイプだ。



「日向でいいよ。みんなからも大体そうだし！ よろしく、葉山！」



屈託のない笑顔。それに加えて、あの圧倒的な身体能力。

(……なるほど)



「……うん。よろしくね」



影を照らす、太陽みたいな人。



「でも私二年生のところにいる方が多いから、あんまりコッチいないよ」

「エッ」




＊




「Aちゃんおかえりー」



体育館に戻ると、川西さんがボールをリバウンドさせながら私を見た。



「選抜合宿どんな感じ？」

「二メートル死ぬほどデカかったです」

「いやそういうことじゃねぇだろ」



私の感想に白布さんがツッコミを入れた。

球技大会のとき、いつもより三割増しで素っ気ない最後だったので不安だったが、その後の部活ではいつも通りに会話してくれた。
というか三年生が引退して以降、なんか話しかけてくれることが多くなってちょっと嬉しい。

……いや、私がそう感じているだけで、白布さん的には何とも思っていないのだとしたら、なんか……悲しいけど。




「対人パスやってるんですけど、工くんが百沢(二メートル)と組んで高さにちょっとビビってましたよ」

「何それ見たかった」

「で？ さっき葉山(オマエ)が呼ばれたのは何の用だったの」

「それは……」



日向翔陽が呼ばれてないのに押しかけてきました。

って言ったらどんな顔するんだろう。
でも最終日は二年生も参加だし、そのときにボール拾いしてるところ見かけた方が、いい反応見れるんじゃない？



「大したことじゃないですよ」

「ちょっとニヤついてんのわかってんだよ」

「悪いこと考えてるよね、その顔」

「えー？」



考えてませんよ、とは言えず私はニヤけを抑えきれず笑った。その後詰問(きつもん)されたが、彼らの練習もあるし、また休憩時間には「そろそろ戻らなきゃなんで」と魔法の言葉で切り抜けた。





＿＿＿＿＿＿



日向「……トスも、スパイクも、レシーブも、全部俺一人でやれればいいのにって思ってます」(影山の気配)

A「ブッ……似てる！ ふっ、あっはははは！！」



五色(Aって笑うときは意外と豪快に笑うよな……)

金田一(影山めっちゃ言いそー……)

国見(葉山は人をバカにするのが大好き定期)

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