北一出身の白鳥沢マネージャー【3rd season】【ハイキュー】 (ページ47)

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「Aちゃんが今もできるの……得点板とタイムくらい？」

「…………ぅっ」

「！？ゴメンゴメン！！泣かせるつもりなかったんだ、ホントごめんね！？」

声をつまらせたAちゃんに天童さんが慌てて謝る。

……それにしても、骨折でここまで泣くとは。そりゃ骨折は誰だって痛いし不便なものだが、いつもどこか他人行儀なところがあるAちゃんが普段は見せない涙を晒して謝るなんて思ってもみなかった。

＿＿＿『セッターのトスを、全員が無視したらしい』

感情移入しすぎるタイプか。
よくあるクール気取って実は胸アツみたいなやつ。

＊

とりあえず、Aちゃんが少なくとも一人でできないことは、

・ドリンク
・ビブスやユニフォームの洗濯
・買い出し
・時間計測、スコア等の記録
・スコア(めくる方)
・部室の掃除
・用具の準備、片付け
・救急箱の管理
・テーピングや怪我の応急処置

このうち、

・ドリンク(作る、洗う)
・洗濯
・買い出し
・スコア等の記録
・部室の掃除
・用具の準備、片付け
・テーピングや怪我の応急処置

あと救急箱に関しても、Aちゃんが中身を使えないのであらかじめどこにあるのか知っておく必要がある。

話し合って、しばらくは試合に出ない一年生を中心に手伝ってもらうことになった。仕事に関しては、Aちゃん主導で教える、という感じで一度あの場は落ち着いた。

「でもさ、手伝いを任されるっていうのも、ちょっとしんどいよな」

寮で夕飯を食べながら、俺はなんとなく賢二郎に言った。
賢二郎は味噌汁をすすって、昔を思い出しているように視線を背けた。そして視線を戻すと、口を開く。

「……一年のとき？」

「うん」

一年生のインターハイではまだ俺も賢二郎も試合に出させてもらえなかった。だから、当時マネージャーがいなかった部活ではサポートが中心で、それを通じて賢二郎とは仲良くなった。
限られた練習時間の中、二人で頑張って、春高代表決定戦の際、ようやくベンチ入りまで漕ぎ着いた。

一年の主力は、既にスタメン入りしている五色とベンチ入りしている柴田くらいだが、それでも俺達の代と比べて一年が部活である程度のびのびやれているのは、確実にAちゃんが入ったことによる恩恵だ。

「……お前を試合に出すつもりは無い、って監督の意思表示だろ。部活のメインをサポートに回されるって」

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お久しぶりです！
更新再開します！テスト死んだ！(^o^)