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『不正解……ではありますが、ルール的には奇抜な珍回答もゴールに向かう権利を与えられます。校長先生、ジャッジをお願いします！』
白髪で背の低い校長が、『YES珍回答』、『NOT珍回答』と書かれた二つの札を持って前に出てきた。去年はあんなの無かったのだが、誰かが面白さを求めて作ったようだ。
ちなみに校長は一部女子から『カワイイ』と人気がある。
その女子の、おじいちゃん先生をカワイイカワイイって愛でるノリ何なんだろう。
ドゥルドゥルドゥル……という要らない前置きBGMが流れる。ドン！ という音が鳴ると、校長が右手を上げた。
『おっとこれは！
“YES珍回答”だー！ それではゴールへどうぞ！』
まぁ、これは……。
やはりAちゃんはなんというか、過ごす時間が長くなればなるほど見る目が変わる。まさかあんなにも
最終順位的には、Aちゃんは三位だったが、一位よりも遥かに話題性の面で優勝していたのであった……。
＊
A side
「兄さん、お母さん」
「あらー、A！ 久しぶり」
自分が出るすべての種目が終わり、時間ができたので兄さんとお母さんのところへ会いに行く。思った通り、北斗兄さんとお母さんの二人だけだった。
「さっき変な回答してたわね。あとで先生に謝りなさいよ？」
「えっ、変？」
素っ頓狂な声を出すと、北斗兄さんに「あの回答を変だと思わない方が変だと思うよ」と言われてしまった。
「やっぱりそういうところは、ホント
あの人。それが誰のことを指しているのか、私にはわかる。今だって、お母さんは忘れていないんだろう。私と七星は知らない、その姿を。
「……
私が訊ねると、北斗兄さんが困ったように眉を下げた。
その
「今は九州だってさ。国内とはいえ、どこでそんなに転々とする資金力稼いでたんだろうな」
彼方兄さんは、私や七星を見ると複雑そうな顔をしていることが多かった。気持ちを理解するだなんて甚だしいけど、でもどうして彼方兄さんが私達に一線を引くのか、その理由はわかっている。
「……でも、もしかしたら俺のせいかも。彼方が出ていったのって」
北斗兄さんがそう言った。
そんなことないよ、とは言えなかった。
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昆布の神(プロフ) - （名前）さん» お気遣いありがとうございます……！ 実は今の時点で7シリーズ続くことが確定しておりまして、コレ完結まで時間かかりすぎだろ問題になっておりまして……。できる範囲で頑張りますね。感染症が流行っているので、そちらも体調にお気をつけて！ コメありです！ (1月11日 22時) (
レス) id: aca7717c5b (このIDを非表示/違反報告)
（名前）(プロフ) - 初めまして！いつも楽しく拝見しております！何だか焦っているように見えてとても心配です💦無理して書かなくても自分のペースで投稿しても良いんですからね！！これからも体調には十分に気をつけて過ごして下さい！これからも応援しています！ (1月11日 21時) (レス) @page48 id: 9cd8b18189 (このIDを非表示/違反報告)
昆布の神(プロフ) - Yunaさん» コメありです。更新の準備をしておきますので楽しみにしていてくださいませ……！ (1月2日 17時) (レス) id: aca7717c5b (このIDを非表示/違反報告)
Yuna(プロフ) - いつもお話楽しく読ませてもらってます！作者様もお気をつけください！1週間後楽しみにしています。 (1月2日 12時) (レス) @page39 id: 8dc1901234 (このIDを非表示/違反報告)
昆布の神(プロフ) - ミミさん» コメありです。嬉しいコメントありがとうございます！ 頑張ります🫶 (12月19日 20時) (レス) id: aca7717c5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：昆布の神
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/fullmoon721/
作成日時：2023年12月18日 22時
