北一出身の白鳥沢マネージャー【2nd season】【ハイキュー】

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A side



期末試験も終わり、あっという間に夏休みがやって来た。
といっても、授業がないだけで部活はあるので、毎日学校に来るのは変わらない。



「ブロックもスパイクも肘を下げるな、もっと高く上げろ！」



この時期になれば、インターハイ全国まであと一ヶ月もないわけで、心做しか監督もコーチも部員達もピリついている感じがする。

夏休みは練習時間が多く、何度も体育館と外を行き来しなければいけないのが大変だけど、マネージャーはそれが仕事だ。


洗濯機の奥に入っているビブスを取ろうと手を伸ばすと、一つにまとめた髪が首から顔に落ちてきて視界が悪くなった。ポニーテールじゃダメだ。明日からお団子にしてこよう。

悪い視界の中で、やっとの思いでビブスをとり、カゴの中に入れた。
ビブスをギャラリーの柵に引っかけて干しながら、インターハイのことについて考える。



全国大会。北川第一という強豪校にいながら、結局三年間一度も行くことが適わなかった舞台。

東京なんて行ったこともないので、みんなが汗水流して頑張っている中こんなことを思っていいのかわからないけれど、ちょっと楽しみだ。


それに、見てみたい注目選手だって沢山いる。
男子バレーだったら、まず五本指は欠かせない。特に九州の桐生。あの人のエース！ って感じ、なんか好きだ。




「葉山」

「！ ハイ」



ギャラリーから降りると、監督に呼ばれた。
前は監督に呼ばれると何かしでかしたかとビビっていたが、今はもう慣れた。



「ちょっと買い出し行ってきてくれねぇか。大会までまともなオフの日ねえからな」



そう言って監督から渡されたのは、買う物リストと部費だった。注意事項として、“必ず領収書、又はレシートを貰ってくること”と書かれている。



「わかりました」



白鳥沢は部員の人数も多いし、ハードな練習をしているので練習中に突き指など、怪我をする人が結構いる。
そのため、テーピングなどは特に消耗が激しいのだ。


……まあ、白布さんとかは器用で、いつも自分でテーピングしているので私の出る幕はいつもないわけだが。



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【補足】
68話で書けなかったことまとめです。

まず、夢主のイメ画はきゅーとなクラシックメーカー様で作りました。

また、白鳥沢は私立の中では校則が緩めという設定で、染髪は許可されています(ただ、真面目な生徒が多いのでほとんどの人は染めない)。



アンケートページ消したらハート消えたのどゆこと？

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