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「けっ、警察！？」
「落ち着けよ。確かに銀髪だけど、マスクもグラサンもしてないし、そもそも白鳥沢の生徒がそんなことするか？」
慌てふためく金田一をなんとか抑えるも、何をやっているのかは俺としても気になる。なんといっても天下の白鳥沢生だ。
……不審者でも不審者じゃなくても、どっちにしてもオモロいな。
「国見……お前、なんか変なこと考えてるんじゃ」
「いや別に？ ちょっと話しかけてみようぜ」
恐怖心より好奇心が勝ち、躊躇なくゲームセンターの中に入っていった。金田一がしぶしぶとついてくる。
数歩歩くと、すぐに銀髪の白鳥沢生の背後まで来れた。
「あの」
「うっ」
話しかけると、白鳥沢の生徒は変な声をあげて、ロボットのような独特の動きで振り向いた。
……なんか、反応が背後から話しかけたときの葉山に似てるような＿＿＿＿。
「……あ？」
「あっ……」
こっちに向いた顔は、一ヶ月ぶりに合わせる顔だった。
よく見ると、彼女の鞄にはグレーのヘアバンドが括り付けられている。
「なんでいんの！？」
「こっちのセリフだわ、ボケ！！」
驚愕する葉山に金田一がツっこんだ。
一か月前とは大分違う容姿に俺は唖然として言葉を失った。髪を染めただけでなく、髪を巻いていたり前髪を流していたり、大胆なイメチェンをしている。……お前、そういうキャラじゃなかったじゃん？
＊
「ガチャガチャの景品が欲しかったぁ？」
俺が呆れて言うと、葉山が「まぁ……」と斜め上を向いて気まずそうに言った。
結局、コンビニでアイスは買わず、近くのファミレスで話すことになった。まぁデザートのアイス頼んだけど。
「欲しい景品があるんだけど、なかなか出なくて……。オフも少ないし勉強も大変だから、行ける頻度も少ないし。夏休み前で余裕あったから今日来てたんだけど……」
両手の人差し指を合わせて葉山が言う。
独特の感性を持っているから、葉山が『ガチャガチャの景品が欲しい』と言っても別に不思議ではない。ただ……。
「なんで座り込んでたんだよ？」
そう。それだ。ナイスクエスチョン金田一。
「……久しぶりのオフだからガチャガチャしに来たんだけど、全然出なくてめちゃくちゃ回しててさ……。最後の一回やるかどうか悩んでて……」
「はぁ……何回だよ。ていうかどういうやつ？」
俺がそう言うと、「えっとね」と葉山が鞄を漁り始めた。
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昆布の神(プロフ) - （名前）さん» お気遣いありがとうございます……！ 実は今の時点で7シリーズ続くことが確定しておりまして、コレ完結まで時間かかりすぎだろ問題になっておりまして……。できる範囲で頑張りますね。感染症が流行っているので、そちらも体調にお気をつけて！ コメありです！ (1月11日 22時) (
レス) id: aca7717c5b (このIDを非表示/違反報告)
（名前）(プロフ) - 初めまして！いつも楽しく拝見しております！何だか焦っているように見えてとても心配です💦無理して書かなくても自分のペースで投稿しても良いんですからね！！これからも体調には十分に気をつけて過ごして下さい！これからも応援しています！ (1月11日 21時) (レス) @page48 id: 9cd8b18189 (このIDを非表示/違反報告)
昆布の神(プロフ) - Yunaさん» コメありです。更新の準備をしておきますので楽しみにしていてくださいませ……！ (1月2日 17時) (レス) id: aca7717c5b (このIDを非表示/違反報告)
Yuna(プロフ) - いつもお話楽しく読ませてもらってます！作者様もお気をつけください！1週間後楽しみにしています。 (1月2日 12時) (レス) @page39 id: 8dc1901234 (このIDを非表示/違反報告)
昆布の神(プロフ) - ミミさん» コメありです。嬉しいコメントありがとうございます！ 頑張ります🫶 (12月19日 20時) (レス) id: aca7717c5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：昆布の神
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/fullmoon721/
作成日時：2023年12月18日 22時
