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「国見と金ちゃんは元気ですか?」
「おう。前に烏野ってトコと練習試合やったんだけどよ、そん時に……」
「Aちゃんはいつから金田一のこと金ちゃんって呼んでたの!?ってか、俺対白鳥沢の構図なんだけど、岩ちゃん加勢してよ!!」
完全に戦場から離脱している二人に及川がツっこむと、若利が首を傾げた。
「こんな路上で喧嘩なんてするな。インターハイ予選。試合で戦おう」
「ちょっと黙っててくんない、ややこしくなるから!!」
「牛島さんに黙れなんて随分
「出たよ
「で、烏野のマネージャーに
「及川さん、アナタそろそろナンパやめませんか。だから彼女さんと別れてばかりなんですよ。そんなんじゃ真実の愛は見つからないと思います」
「そんな哀れみの目で見ないで!! ていうか言い回しが鬼を滅する刃っぽい!!」
「他校のマネージャーをナンパする奴にうちのマネージャーをどうこうとか言われても……」
「なあ?」
「ハイ俺圧倒的不利!!」
無法地帯と化した路上。
何故ここに人が通らないのかは決まっている。
誰も関わりたくないからである。
「クッ……まあいいけどね! 次のインターハイでボコボコにしてやるから!!」
「……全国枠はひとつだが?」
「うるせぇな
「そういえば烏野に影山いたぞ。すげえ速い速攻使ってた。トス回し凄かったな」
「……え?」
「ねえなんか今日岩ちゃん大人しくない!?!?」
及川が数秒ワナワナと震えたあと、ガバッとAを抱きしめた。
「可愛い後輩のAちゃん……! また暫くお別れだけど、白鳥沢が敗けたらいつでも
「オイ」
息を吸うように白鳥沢を煽っていく及川。
すると、及川の腕にすっぽりハマったAの顔が徐々に赤く、そして真っ赤に染まった。
バチィィン! と乾いた……? 音が鳴り、
Aの平手打ちで及川が吹っ飛ばされたのだった……。
当のAは赤い顔を隠すように両手で顔を覆っている。
「そうだった……。Aちゃんって男耐性ないからスキンシップすると手出されるの……。久々に叩かれた……」
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昆布の神(プロフ) - リオンさん» ありがとうございます。こちらこそ嬉しいです🥰 頑張りますね! (12月31日 7時) (レス) id: aca7717c5b (このIDを非表示/違反報告)
リオン(プロフ) - 昆布の神さん» 返信ありがとうございます🤗ちょっとした共通のことがあって嬉しいです🤭これからも楽しみに小説を読み進めていきます🫶🏻 (12月30日 23時) (レス) id: bb474d7fe4 (このIDを非表示/違反報告)
昆布の神(プロフ) - リオンさん» コメありです。めちゃくちゃ読み込んでるというわけではないのですが、実は少し嗜んでおります……笑 (12月30日 22時) (レス) id: aca7717c5b (このIDを非表示/違反報告)
リオン(プロフ) - 俺でなきゃ見逃しちゃうね。笑笑 もしかしてHUNTER×HUNTERお好きですか?😎 (12月30日 15時) (レス) @page43 id: bb474d7fe4 (このIDを非表示/違反報告)
昆布の神(プロフ) - YUKIさん» コメありです。北一メンバー了解です(たぶん過去回想みたいな感じになるかもしれません)。楽しみにお待ちください! (12月17日 20時) (レス) id: aca7717c5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:昆布の神 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/fullmoon721/
作成日時:2023年12月5日 22時