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「〜っからいぃ……！」
「マジで！？」
「嘘だろ、一発！？」
わさび特有の鼻にツンと来る感じ。
キムチなどは大丈夫なのに、わさびの辛さは少し苦手だ。
だけど、からいときに飲み物を飲みすぎると、逆に口の中に辛さが広がってしまうらしい。しばらく我慢して、落ち着いた頃に水を飲み始めた。
「……」
「涙出てるよ」
「わさび入れすぎ……」
辛すぎて出てきた涙を拭いながら、水を飲み続ける。
「これって確率どんくらい？」
「白布先生、どれくらい？」
「6分の1×13分の1で、78分の1」
つまり1.3%くらいだ。
その確率を引き当てる私って、何なんだろう。
「私、何か悪いことしました？」
「してないしてない！ これそういうやつだから！ 誰かが当たるやつだから！」
瀬見さんが何か嫌な予感を察したかのように弁明する。
でも、まさか一発目からこんなことになると思わなかった。白布さんの『幸先悪い』という予言(?)も当たってしまうし。
「後輩ができたら、ぜっったい同じことさせる……」
「ほら見たことか！ 第二の白布が生まれたじゃねえか！」
瀬見さんが怒り気味に天童さんに声をかけると、天童さんは「まあまあ」と言いながらなにか取り出した。
「そんな不運なAちゃんにプレゼント」
「いりません……」
「早っ！ いや、聞くだけ聞いて！？」
「どうせ顔面パイかデスソースとかなんじゃないですか？ 嫌ですよ」
「どこから拾ってきたのそのワード！？」
最近の白布さんが恨み言のように呟いていたからです、なんて言えるはずもない。
「けど、顔面パイでもデスソースでもないから！！
ね！ 聞くだけ！！」
「サルミアッキとかじゃないんですか？」
「えっ！？」
「あの天童が逆に悟られてらぁ……」
「実際用意したのサルミアッキだしな……」
瀬見さんと大平さんが顔を寄せあってひそひそと話している。その傍ら、川西さんは白布さんに声をかけた。
「賢二郎、サルミアッキってなに？」
「フィンランドで流通してる世界一まずい飴」
「食べるだけ食べてみない！？」
「塩化アンモニウムの匂いする食べ物なんか嫌です……」
結局そのサルミアッキは半ば押し付けられる形で私に渡ってしまった。しかし、本当に食べたくない私はとあることを思いついた。それはいつかまた、時期がきたらどこかで話そうと思う。
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昆布の神(プロフ) - リオンさん» ありがとうございます。こちらこそ嬉しいです🥰 頑張りますね！ (12月31日 7時) (
レス) id: aca7717c5b (このIDを非表示/違反報告)
リオン(プロフ) - 昆布の神さん» 返信ありがとうございます🤗ちょっとした共通のことがあって嬉しいです🤭これからも楽しみに小説を読み進めていきます🫶🏻 (12月30日 23時) (レス) id: bb474d7fe4 (このIDを非表示/違反報告)
昆布の神(プロフ) - リオンさん» コメありです。めちゃくちゃ読み込んでるというわけではないのですが、実は少し嗜んでおります……笑 (12月30日 22時) (レス) id: aca7717c5b (このIDを非表示/違反報告)
リオン(プロフ) - 俺でなきゃ見逃しちゃうね。笑笑 もしかしてHUNTER×HUNTERお好きですか？😎 (12月30日 15時) (レス) @page43 id: bb474d7fe4 (このIDを非表示/違反報告)
昆布の神(プロフ) - YUKIさん» コメありです。北一メンバー了解です(たぶん過去回想みたいな感じになるかもしれません)。楽しみにお待ちください！ (12月17日 20時) (レス) id: aca7717c5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：昆布の神
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/fullmoon721/
作成日時：2023年12月5日 22時
