北一出身の白鳥沢マネージャー【1st season】【ハイキュー】

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ダメだこれは。
マジで一年生には地獄を見てもらうことになるかもしれない。

いや、でもさすがにデスソースは……。
辛すぎる食べ物は、最悪死ぬ危険があるって言うし……。



「あの可愛い顔に顔面パイなんて賢二郎ヒド〜イって思ったけど……。
あの顔に白いの付いてるってよく考えたらめっちゃイイよね。よし賢二郎採用」

「すみません、やっぱり葉山に顔面パイは無しで」

「天童、お前また葉山にドン引きされるぞ……」



隼人が今まで見たことのないような目で天童を見つめる。

一年後、Aの心の中が変なものに染まっていないか心配でたまらない。




「何も食べ物にこだわる必要ないだろ？ もっと視野を広く持って考えよう」



獅音が穏やかに笑いながら言った。
もうまともな生き残りがコイツくらいしかいない。どうする……。



「食べ物以外……って、もうあと俺らの頭じゃバレーくらいしか思いつかなくないっすか……」

「コラ太一ぃ！！ 白鳥沢の学力を舐めるんじゃないヨ！！」

「所詮ここにいる頭良いやつなんて賢二郎以外いないじゃないですか。賢二郎以外スポーツ推薦でここ来た同士でしょ」



ご尤もである。
的確すぎてぐうの音も出ない。



「その唯一の頭脳はAちゃんの可愛いお顔に顔面パイぶつけましょうって仰(おっしゃ)ってるみたいだけど〜？」

「ぶん殴りますよ」

「天童、そろそろやめとけ」

「賢二郎をからかうのを？」

「それもだけどAをそういう目で見るんじゃない」



まとまる未来が永遠に見えない。
ていうかもういっそのことまとまらないほうがいいんじゃないか？ 普通に一年生への危機を感じるだけだ。



「……もういっそのこと一年生に訊いたほうがいいんじゃねえの？」

「えー！ 英太くんってば、それじゃサプライズもクソもナイじゃん！！」

「いや、ストレートにいくんじゃなくて、普通にさ……最近やりたいこととかあるー？ って、さりげなく……」

「まあどうせこんな変態が混じってるメンバーじゃ纏まるものも纏まりませんしね。いいと思います」

「賢二郎、それブーメランだよ？？」

「誰か天童さんのこと羽交い締めにしてください」

「落ち着け」

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