柱辞めたら悪女潰されてたんですけど 壱

弐拾壱話 ページ29

A「……ということで雨柱に就任しました。
よろしくお願いします」



久しぶりの柱合会議


正直に言おう、面倒くさい



うん。とりあえず



面倒くさい。





お館様「私の剣士(こども)達。
今度は気をつけるようにね」



柱「御意」



くっそ、私の記憶さえ維持できていればまだ鬼殺隊に所属しなくても良かったのに……！！


はあ………




お館様「A、ちょっと抑えてもらっても良いかな……」



A「……あ、すみません」



自然と私は顔や手に青筋を立てていた。


ひゃー恐ろしや←





落ち着け



落ち着くんだ私よ……







そのあと、鬼の出没地域だのなんだの話して柱合会議は終わった。









〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




時透「ねえ、何かあったの？」



帰ろうとすると柱に呼び止められた。



A「何かって何が？」



不死川「改心させられたらって言ったのにお前いきなり戻ってきただろォ」



ああ……



A「まあいろいろ、本来の目的を達するには鬼殺隊にいなきゃいけなくなっただけ」



そう言うと柱は意味がわからないように顔をしかめたから言い方を変えた。



A「捜し(さが)物を捜(さが)してるの」




何を捜してるのかは私も知らないけど



だけど私は何かを捜している。




そんな気がするんだ。

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