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二人で倒れ込んだふかふかのベッド。
涼介「…ん、もっと」
A「やっ…」
涼介「やじゃないでしょ?して。でしょ?」
深くなったキスと、涼ちゃんの熱と、私の熱。
さっきの優しい笑顔はどこに置いてきちゃったの?ってくらい、男が迸る瞳に、私は一瞬で射抜かれた。
A「…し、して?」
ぽろりと溢れた本音に、涼ちゃんの心にさらに火をつけてしまったみたいで…
それからは息つく暇もないくらい、心も体も涼ちゃんでいっぱいにされた。
涼介「…Aっ、」
最後の余裕のない私を呼ぶ声に、私の気持ちも最高潮になって。
二人で同時に意識を手放した。
いつもより甘くてとろけるような涼ちゃんに、私は宣言通り、寝る暇も与えられなかった。
でも朝、そんな涼ちゃんの寝顔にキスをした。
子供みたいな寝顔に。ちゅ、って。
A「…ふふ。」
ちょっとしたいたずらが成功したみたいに嬉しくて、私はるんるんしながらカーテンを開けた。
シャッ________
そこには眩しいほど明るい青空と、太陽。
それが、まるで大ちゃんと華ちゃんみたいで。
くるっと振り返ると、まだぐっすり寝ている涼ちゃんの姿。
私には、こんなにたくさん宝物があるんだ。って、今日改めて気付かされた。
A「…ふぅ。」
大きく息を吸い込んだ。
今日から始まる6年目の家族との生活に、瞳を閉じる。
やっぱり凸凹な私達だけれど、私達は私達らしく愛を紡いでいきたい。
そう思った瞬間、後ろから大好きな香りがした。
涼介「…めっちゃ晴れてんね?」
寝起きの鼻にかかった声が愛おしい。
涼介「6年目も、こんなよく晴れた空みたいな家族で居ような、俺達。」
A「うん…!」
二人で空を見上げた。
これからの未来に、想いを描きながら…
♡おわり♡
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さち(プロフ) - すごく胸がときめきました!ほんとにこんな話があったらいいですね!これからも頑張ってください!応援してます! (2017年10月29日 8時) (レス) id: 8963f2aaa7 (このIDを非表示/違反報告)
るりこ(プロフ) - みやみやさん» みやみやさん!お返事遅れてしまいごめんなさい(;_;)そして、とっても嬉しい感想ありがとうございました(;_;)!ずっときゅんきゅんとか、理想の家族とか、嬉しすぎます(´ ` *)よければこれからも他の小説も読んでくださいね!お気に召されるかわかりませんが(;_;) (2017年3月3日 23時) (レス) id: f73aca9322 (このIDを非表示/違反報告)
みやみや(プロフ) - 初めて感想書きます!すごく感動しました!ずっとキュンキュンしてました(笑)いつかこんな家族になれたらなって思います!(まだ彼氏もいないのに…(笑))感動をありがとうございました! (2017年2月9日 21時) (レス) id: 0974fe61bc (このIDを非表示/違反報告)
涼李。(プロフ) - 全然大丈夫です!私こそ、いつも長々とコメントかいてごめんなさい...!こちらこそ素敵なお話をありがとうございました!短編楽しみにしてますね♪ (2017年1月9日 16時) (レス) id: 7a1569bb8c (このIDを非表示/違反報告)
るりこ(プロフ) - 涼李。さん» 涼李さん☆お返事遅くなってごめんなさい(;_;)こうして完結できたのも、涼李さんたちのおかげです。ほんとうにありがとうございました!これからは短編が主になると思うので、そちらでもよろしくお願いします(*^^)v涼李さんいつもありがとう!(はーと) (2017年1月8日 1時) (レス) id: f73aca9322 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:るりこ | 作成日時:2016年10月21日 0時