虹色の波紋と、それから。 ページ50
前回のお話のAちゃんver.です。
ーーーーー
森本 side
「じゃあ動物のかくれんぼ全部見つけた人ー！」
はい！と元気よく上がる腕が4本。
「うん、見つけたのは分かったから手を挙げるのは片方で大丈夫だからな？(笑)」
その元気さに微笑ましくなるけど、これも院内学級のひとつのルールだからしっかり伝えると、
海「はぁい、でもせんせー！ぼくみつけたの！！」
「分かった分かった、じゃあ海斗に答えて貰おうかな」
やったー！と喜ぶ海斗。
「まず1つ目は〜、って、あらら〜？Aちゃ〜ん？」
海「せんせぇ、ぼくきりんみつけた！！！」
「海斗ちょっと待ってね、Aちゃん？」
海斗の横の席…まぁ院内学級は一人ひとり独立した座席なんだけど。
急にすくっと立ち上がったかと思えば、
とことこと教室に貼ってあるタイムスケジュールをじっと見つめてる。
「Aちゃん、今何する時間かな？」
A『…』
「気になった？」
海「あ！ごはんのじかんとおもった？」
「ご飯？(笑)すぐお腹空くのは海斗だけだよ」
流「せんせぇ〜、あといっこみつからん…」
「えぇ？…Aちゃんも、動物さんとかくれんぼしない？」
A『やだ！！！』
海「しーだよ！こえぞうさんみたいにおっきぃ！」
「、うん…ありがとね海斗、教えてくれて。じゃあ見終わったら席戻ってね」
とりあえずやることは伝えてあるし、
俺の指示も聞こえてない訳では無い。
今日に限ってジェシーいないんだから、
全く。
海斗と流星がひとつずつ見つけた動物を挙げる中、
全く上の空でタイムスケジュールを眺めるAちゃん。
全て見つけた後、流星も含めて会話をしながら次のお遊びに移るために皆に画用紙を配る時も。
A『ちょぉだい！』
「今先生配るから、席座って待ってて？」
A『ちょーーだい！！』
「うん、先生いつもと同じように海斗、Aちゃん、流星の順番で渡すね？」
A『ちょーーだいってばぁ！！』
「声大っきいとびっくりするから、アリさんの声でお話しようね、」
うるうるとこちらを見つめてくる。
でも、まだ自分の席とは程遠い場所にいる。
難しいよね。
普段からこんな感じだから、
俺もどこまで許すか・叱るかに悩むけど。
でも今日は、いつもと違った。
流「Aちゃん、すわろ？」
海「これもってすわりな！」
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あやめ - リクエストに答えてくださりありがとうございました！もう山下先生がかっこ良すぎて頭抱えてます笑いつかどこかでしょっぴーと山下先生が再会できますように。と心の中で願っています！ (2020年6月18日 18時) (
レス) id: 0480311a05 (このIDを非表示/違反報告)
ひーさん。 - いつもサブタイトルのセンスの良さに感激してます。すごく切ないのにあたたかくて、小説だと思えないほど感情が動かされます。折り紙の話はすごく勉強になりました。最近fulfillが更新されていなかったので見つけた瞬間大歓喜でした笑。次の更新も待ってます！ (2020年6月12日 10時) (レス) id: c79ef550b7 (このIDを非表示/違反報告)
のの - fulfill更新されてて嬉しいです！また、hopeがひと段落ついたら大きくなった主人公ちゃんも見たいです！ (2020年6月12日 1時) (レス) id: 4dd166471f (このIDを非表示/違反報告)
かずよ(プロフ) - さっくんの折り紙はそんな理由からだったのですね。hopeからの繋がり、ちょっと切なく、でもさっくんのような温かさを感じるお話しですね。 (2020年6月12日 0時) (レス) id: 2374a82ec8 (このIDを非表示/違反報告)
ひーちゃん - hopeのお話大好きで毎日更新楽しみにしていました。こちらの番外編を見つけた時はやったー！！って喜んじゃいました(笑)マルさんが作る小説と出会えてよかったです！ (2020年6月7日 22時) (レス) id: 3dd81906cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マル_
| 作成日時：2020年5月15日 8時
