fulfill

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fk side

「ごめんちょっと揺れるよ、」


アパートの2階だからお姫様抱っこしてもほぼ他の方に見られないから、軽いAをひょいっとお姫様抱っこして車に向かう。


A『んうぅ、…ったい、』


「痛いね、すぐ良くなるからもうちょっと頑張ろうね」


A『っか、せんせ…っいたい、』


「大丈夫、照待ってるから」


痛い痛いと泣く声で意識があるか判断しながら、
運転に集中する。



、


「あ、ごめんごめん」


岩「どしたの？不整脈？」


「狭心痛かも、」


岩「A、わかる？」


A『っ、…ぅ、ひかる、せんせぇ』


岩「そうそう、とりあえず準備してあるから運ぼうか」


裏口に車をつければ直ぐに照が飛んできてくれた。

その様子を見てあ、なんで連れて来るか言うの忘れてたわ…なんてちょっと反省。


照が今度はおんぶで診察室まで連れて行ってくれた。


阿「顔色悪っ」


岩「薬は？」


「処方薬いつものしか飲んでない」


岩「じゃあとりあえず点滴で様子見よう」


「うん、お願い」


阿部ちゃんも照に呼ばれたのか診察室で
待機しててくれて、改めてコンビネーションの凄さに感動。


岩「ん、入った」


「あー、びっくりしたぁ〜」


ふぅ、と息を吐いてAの額にくっついた前髪をさらっと直す。


岩「あんな情報量の少ない急患初めてだわ」


「や、本当突然だったから焦る焦る」


阿「俺なんてA来るって聞いたの、ほんの数分前ですよ」


岩「それは俺が悪ぃ(笑)阿部行くぞ！ってしか言わなかったから」


「その呼び出し方1番怖くない？」


落ち着いたAを見ながらみんなほっとする。

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