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「へ、変じゃない?」
「ええ、まるで高校時代みたいですわ」
ガチャっと音を立ててポニテ女とAは寝室から出てきた。
「うっわ、懐かしい髪型してんな！」
Aはくるくるの髪の毛を２つに結ばれていて、
まるでそれは高校時代のようだった。
「…そういえば、そんな髪型だったな。」
「ヒーロー基礎学のある日はいっつも三奈ちゃんがくるくるにしてくれてたんだよね、更衣室で」
懐かしそうに自分の髪に触れたAは少しだけ、
寂しそうな笑顔を見せた。
「でも本当にすげー綺麗な髪してるよな、な？爆豪」
「あ？俺は切れっつってんのによ」
俺はそのクソ長い髪が訓練ン時に視界で揺れんのが鬱陶しくて何度も何切れっつった。
「そっか！お前ショート好きだもんな！
グラビア見ててもお前ぜってーショート…いっ！」
「るっせぇ！クソ髪！」
短いのが好きなんじゃねえ、
Aの首筋が好きなだけだ、
まあ、ンなことは言わねえけど。
「あら、お酒が…飲み過ぎですわ、轟さん」
ポニテが呆れたように、
半分野郎に目をやると、大きいガラステーブルの上の酒はもう全てからだった。
「そういえばツマミももうねえな」
クソ髪もそれに気づき、Aは最後の一本の酒をちびちび飲んでいた。
「酔い覚ましになにか買ってくる。」
半分野郎は立ち上がると、
うとうとしてるAの名前を呼んだ。
「A、一緒に行くか」
「ん、？う、ん？」
「いや、轟、愛梨ちゃん連れてくのは流石にまずいだろ」
待て待てと声を上げるクソ髪の肩を引いて俺は止めた
「半分野郎なら心配ねえだろ」
しぶしぶ引き下がるクソ髪と、立ち上がったAは玄関に向かった。
「気いつけろ」
「いってきます」
続く (更新停止中)
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作者名：ほわいてぃべてぃ。(明織) | 作成日時：2017年4月30日 21時
