【ヒロアカ】ヴィラン連合の夜叉 (ページ5)

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夜叉が参ページ5

そな言葉を契機に、死柄木はフラ…と椅子から立ち上がった。

死「聞いてないことは言わないでいいんだ…どいつもこいつもステインステインと………。」

義「おっとちょっと待ってくれ。あともう一人いる。」

何かを察知したのか、義爛は死柄木を止める。

死「黙れ。その餓鬼だろう…?餓鬼は何匹も要らねぇんだよ…。」

義「話くらい聞いてくれよ。この子はただの餓鬼じゃあ無い。“夜叉”を知ってるかい?」

“夜叉”、それはオールマイトがヒーローとして活躍し、劇的に減っていったヴィラン達の中で珍しく大虐殺を行った者の通り名である。

このご時世、ヒーローが活躍する社会で大量虐殺を行うことは不可能ではなくとも極めて難関とされていた。

しかしその壁を、一人の個性と自身の暗殺術で越えてしまった。

犠牲者その数、約140名。
犯行時間、3時間程度。

死「…おいおい、嘘だろ…」

義「さぁ、改めて紹介しよう。」

義爛の後ろから黒い着物を着た、まだ少女と呼べるであろう程の背丈。
死柄木、トガ、荼毘は漸くその姿をはっきりと捉える。

夜叉と呼ばれた者の姿を。

殺しの権化を。

恐ろしく美しい少女を。

義「今裏社会を賑わせている“夜叉”。」

『壱文字。ここには死に場所を探しに。』