梟谷10番、次期エース【男主】

8話 ページ9

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合宿2日目。

今日も5時に起きて走り込む。
目指せノーペナルティー！

1戦目は音駒との試合。
昨日は木葉さんを出したから今日は俺を出すって監督に言われたからめちゃくちゃ気合い入ってる。

隣ではもう生川と烏野の試合が始まってる。

「烏野のこと気になるの？」

『？！
そりゃあ気になります。
でも今のところ俺よりは強くなさそうなので大丈夫かなぁとも思います。』

急に赤葦さんに話しかけられてびっくりしてしまった。

「はは、頼もしいよ。
もう始まるみたいだよ。行こ？」

『はい！』

相手がレシーブを選択したので最初は俺のサーブから始まる。

この瞬間、大好きだ。

周りの音を完全にシャットアウトして世界に自分しかいないような感覚。
でも目を開けたらそこはコートで、今日はどんな風に戦おうか、どんな人と戦えるのか、ワクワクする。

サーブは俺を試合のヒーローにしてくれる。

ピー

「「さっこーい！」」

狙いは一択、夜久さんのところ。

ボールを高く上げる。


＿＿あ、来た。


夜久さんの顔の目の前に行ったボールは、レシーブを弾いて外に出た。

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