第四十一話 ページ48
「女の方も、酷いな。ダンマリを決め込んだわけだろ？」
「蓮君に何も悪いことないじゃない…なんでそんなことが成立しちゃうの…？」
「そういうヤツの心こそ盗むべきだ！どこのどいつだ、その男！」
彼は、よく覚えていないと言った。そりゃあこんなことが起こったらショックにもなる。それどころじゃないかもしれない。記憶だって飛んでしまってもおかしくない。
「思い出せない、か…まあ夜道だった上に、逮捕なんてショックが重なったんじゃな…肝心なことが思い出せねえ辛さは、ワガハイよくわかるぜ。」
「被害者の個人情報は保護される。特定は難しいだろうな…それにもう判決が出たんだろう？上手く相手を特定して仕返しできても、こいつの前歴は消えやしない…」
「ありえねえ…世の中間違ってるぜ！
弱ってるヤツ助けねえで、身勝手な大人を勝ち逃げさせてよ！」
「偉いヤツが決めることなんて、アテになんねえよな。」
「俺たちなら正せるんじゃないか？誰にも気付かれずに…
俺たちが正しい『正義』を見せつけて、世間の目を覚まさせてやればいい。」
祐介君がそう言うと、竜司君は勢いよく立ち上がった。
「ああ、そうだぜ祐介！その為に授かった力だろ、絶対っ！」
「…いいんじゃないか？…仕事は派手に決める方が格好いいしな。」
「お前らに教えられたことだ。」
「…何、熱くなってんの？」
杏ちゃんが起き上がった。うるさくて起こしてしまったのだろうか。
「あっと…悪ぃ…起こした？」
「ううん、別に。途中から起きてたし。
けど、なんか不思議。聞きながら思ったよ。みんなのこと、昔から知ってる気がする…これって『似た者同士』だからかな？」
「ま…ロクなもんじゃねえけど。
そういえば、Aのこと、あんまり聞いたことがねえな。」
まさか、自分に話が回ってくるとは思わず、驚いてしまった。
「ぼ、僕！？…そっか、お互いを知るいい機会だもんね。」
少し怖いけど、これも親睦を深めるため、自分の事を話す。
「…僕ね、昔っからあんまり趣味が女の子っぽく無くて、お人形や可愛いものよりも、機械とか、かっこいいものが好きだった。お母さんはそれを気に入らなくて、僕に女らしくしろって言ってたの。でもお父さんはそんな僕も認めてくれた。
でもお父さん亡くなっちゃって。何で死んだのか、お母さんは話してくれなかった。たぶん、あんまりお父さんの事話したくなかったんだと思う。」
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金糖の少女 - ｳﾜｱｱｱｱ夢主ちゃんの怪盗服まんまルキナやんて思ってたら、まさか主さまもFE覚醒知ってるとは、、、！！！夢主ちゃそめちゃかわいいです、！！言っちゃ失礼かもしれませんが私が見てきたなかで夢主絵を体のバランスとかしっかりとれてる人あなたがはじめてです！ (1月15日 8時) (
レス) @page31 id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
ほだん(プロフ) - いちごさん» わ！初めてのコメントです！ありがとうございます…！毎日の楽しみとは…！とても嬉しいお言葉です！まだまだ書きたいことはいっぱいあるので、これからも応援よろしくお願いします…！ (2020年5月21日 17時) (レス) id: 5f0d6cbb79 (このIDを非表示/違反報告)
いちご - はじめまして！この作品が更新されるのが毎日の楽しみになってます。これからも更新、無理のない程度で頑張ってくださいね！続編も楽しみにしてます。 (2020年5月21日 17時) (レス) id: 916bc40868 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほだん | 作成日時：2020年5月16日 9時
