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第三十話 ページ36

月も変わり、六月四日の夜。班目の個展が明日終わる。前に聞いたところ、みんな班目に告訴されそうになっているとのことだ。自分たちの人生がかかってる分、流石に不安みたいで、杏ちゃんがチャットに連絡を入れた。内容は、祐介に班目の様子を聞くこと。何か動きがあったらしいが、様子を見る限り、告訴などの心配はないとのこと。

 さらに詳しく言っていたが、マスコミ発表かもしれないと。実際にその様子を見るために、明日全員渋谷に集まることになった。

***

 翌日、渋谷駅。街に設置された液晶画面には涙を流した班目らしき人が移っていた。その異様な光景に、町の人はざわついていた。




 会見では、大号泣しながら自分の罪を告白する班目の様子が映され、怪盗団の事がニュースに出ていた。班目は、高齢であるため、警察病院での聴取になると報道されていた。

 渋谷駅連絡通路、いつもの仲間が集まっていた。最初に口を開いたのは竜司君だった。

 「見た見たぁ?班目のニュース、鴨志田の時とおんなじだ!」

 「怪盗の事もちゃんと言われてた!」

 「けどよ、面白くなってきたな…うまくやりゃ、狙った通りに改心だ。この力…マジで見返すどころか、世の中大騒ぎになるんじゃね?」

 「楽しみだ」

 「ガンガンやってやろうぜ!この調子でどんどん広まってかねーかな!」

 「二度目ってのもデカいぜ。こんな偶然、フツーねえからな。」

 「続けていれば、絶対みんなに勇気与えられる気がする。」

 そうわいわい話してると、二人の警察官が近くに寄ってきた。

 「…少し、静かにした方がよさそうだ。」

 祐介君がそう言うと、みんな声を潜めた。

 「知り合い?」

 「バカ、補導員だ!」

 「君たち、ちょっといいかな?」

 その二人の警察官が話しかけてきた。

 「はぁ〜い、何か御用でしょうか!?」

 杏ちゃんはそう笑顔で言ってるが、棒読みがすさまじかった。

 「何度見ても、痺れる棒読み具合だぜ。」

 「何してるの?どういう友達?」

 「みんなでお茶とでも…」

 蓮君が誤魔化そうとする。最初は怪しまれたが、すぐにどこか行ってくれた。みんなも少しヒヤッとしたようだ。

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金糖の少女 - ウワアアアア夢主ちゃんの怪盗服まんまルキナやんて思ってたら、まさか主さまもFE覚醒知ってるとは、、、!!!夢主ちゃそめちゃかわいいです、!!言っちゃ失礼かもしれませんが私が見てきたなかで夢主絵を体のバランスとかしっかりとれてる人あなたがはじめてです! (1月15日 8時) (レス) @page31 id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
ほだん(プロフ) - いちごさん» わ!初めてのコメントです!ありがとうございます…!毎日の楽しみとは…!とても嬉しいお言葉です!まだまだ書きたいことはいっぱいあるので、これからも応援よろしくお願いします…! (2020年5月21日 17時) (レス) id: 5f0d6cbb79 (このIDを非表示/違反報告)
いちご - はじめまして!この作品が更新されるのが毎日の楽しみになってます。これからも更新、無理のない程度で頑張ってくださいね!続編も楽しみにしてます。 (2020年5月21日 17時) (レス) id: 916bc40868 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ほだん | 作成日時:2020年5月16日 9時

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