第十六話 ページ18
「…なんで鞄中から声が…?」
そういうと、雨宮君はカバンのチャックを開け、中から黒い猫が出てきた。
「…え?猫が喋ってるの…?」
そういう時猫は怒り出した。
「今更かよ!てか猫じゃねーし!」
猫がそういう時周りの乗客の視線がこっちを向いた。
「…だ、大丈夫なんですか?こんなところで喋って…騒ぎになっちゃいますよ」
「大丈夫だワガハイの声は周りにはただの猫の鳴き声に聞こえるらしい。」
でも、電車の中で猫の鳴き声が聞こえるのも、それはそれで目立つような…そんなことも気にしないで、猫は話を進める。
「まず自己紹介をすなきゃな。ワガハイの名前はモルガナだ。」
「えっと…モルガナさんですか。よろしくお願いします。私の名前はAAです。」
モルガナは、あの世界のことを丁寧に説明してくれた。認知世界のこと、欲望のこと、改心のこと。
…そして、斑目のことも。
「オマエも流石にカモシダのことは知ってるよな。あれはワガハイ達怪盗団の改心の影響だ。」
「えっと、カモシダ…?」
「知らねぇのかよ!」
「ご、ごめんなさい、あまりテレビを見ていなくて…
でも、とりあえず改心というのがそのカモシダさんにしたということはわかりました。」
そうこう話しているうちに、もう駅が近かった。
「すみません送ってもらっちゃって。そういえば、斑目も改心するんですよね?僕も行けますが…」
「いや、だめだ。オマエにははペルソナがない。あの世界は危険だ。この件はワガハイ達がなんとかするから、オマエはこのこを誰にも言わないでくれ。」
「…わかりました。足手まといにはなりたくないのでせめて応援させてください。」
「ああ、ありがとな。」
「では、ありがとうございました。ここからは私一人で帰れるので、雨宮君もモルガナさんも、気をつけて帰ってください。」
駅に着いた電車から降りる。一礼し、そのまままっすぐ家へ向かった。
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金糖の少女 - ウワアアアア夢主ちゃんの怪盗服まんまルキナやんて思ってたら、まさか主さまもFE覚醒知ってるとは、、、!!!夢主ちゃそめちゃかわいいです、!!言っちゃ失礼かもしれませんが私が見てきたなかで夢主絵を体のバランスとかしっかりとれてる人あなたがはじめてです! (1月15日 8時) (レス) @page31 id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
ほだん(プロフ) - いちごさん» わ!初めてのコメントです!ありがとうございます…!毎日の楽しみとは…!とても嬉しいお言葉です!まだまだ書きたいことはいっぱいあるので、これからも応援よろしくお願いします…! (2020年5月21日 17時) (レス) id: 5f0d6cbb79 (このIDを非表示/違反報告)
いちご - はじめまして!この作品が更新されるのが毎日の楽しみになってます。これからも更新、無理のない程度で頑張ってくださいね!続編も楽しみにしてます。 (2020年5月21日 17時) (レス) id: 916bc40868 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ほだん | 作成日時:2020年5月16日 9時