英語が喋れない監督生l

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そして見覚えのある廊下や教室
それらを次々と通っていく

クロウリーは何かを話しながら言っているが、貴方にはさっぱり
とにかく難しい単語ばっかり、もはや頭が痛くなる


(『はぁッ、夢なのにめっちゃ疲れるんすけどッ…？
ってかツイステッドワンダーランドって何…、どこか聞いたことあるけどよ〜…
思い出せねぇし、頭痛(いて)ェし…、マジ勘弁してほしいッ』)


そう思いながらクロウリーの後ろをついていくと、
あの扉に着く

中から声が聞こえる…、ただし全て英語


(『いや、もう、英語勘弁してッ…』)


そう思っていると、急にクロウリーが勢いよく開ける


クロウリー「違いますよ!!」
？「あ、来た」


フードで少々隠れているが、微かに見える赤い髪の青年
そんな彼が言った


クロウリー「全くもう、新入生が1人足りないので探しに行ったんです。
さぁ、"寮分け"がまだなのは君だけですよぁ？
狸くんは私が預かっておきますから、早く、闇の鏡の前へ」


そう言い貴方の背中を押すクロウリー
それと同時に思ったことがある


(『狸って英語で言うとラクーン(Raccon)って言うの？』)


と少しだけ知識が高まった貴方

後戻りのできない貴方は、闇の鏡の方へと進む

その際、多くの人に見られる
特に"左眼に傷を覆っている青年"に…



闇の鏡「汝の名を告げよ」



『(名前…、苗字も言ったほうがいいのかっ？っでも、ぁあれ？
私、苗字なんだっけ…ッ？な、名前だけで良いっかな？…)Yu…、』

闇の鏡「ユウ…、汝の魂の形は……」


そう言った直後、闇の鏡は突如黙る
貴方を大きく開いて見たり、目を細く見たりする


(『あれ、この鏡って…どっかで……、あれぇ、名前なんだっけッ、』)


そう思っていると、


　

闇の鏡「"解らぬ"」
　
　
　
『んぇ？』
クロウリー「何ですってッ？」


　

闇の鏡「この者からは、魔力の波長が一切感じられない……、
色も、形も、一切無である。

よって…、どの寮にも"相応しくない"」


　
すると周りの人達がざわざわし始める

生徒「聞いたか？どの寮にも相応しくないって」
生徒「一体どうなってんだ？何で無能な人間がここに…？」

とヒソヒソ話が耳に入る


『ちょ、ちょちょいのちょい、ォィどう言うことだよっ。
英語だからワイ解らんって言うとんねんっ、ってか何でザワつくん？
ワイ何かしたかいなっ？』


と周りを見回しながらブツブツ話す貴方
もはや状態が読めない

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