季節の呼吸を持つ少女【鬼滅の刃】第参話

第佰拾壱話 ページ31

村田「地獄だったッ!こわすぎるよ、柱…
なんか最近の隊士は、めちゃくちゃ質が落ちてるってビリビリしててみんな。
那田蜘蛛山行った時も、命令に従わないヤツとか居たからさ、

その育ては誰かって言及されててさ…、
俺みたいな階級の者にそんな事云ったてさ」

『…!』


あの時、柱の会議にいた時の女性だった…
ゆっくりと村田の背後に近づき、


しのぶ「こんにちは」


と云った。
その言葉によって、村田は曲がっていた背中が姿勢良くなる


村田「柱ッ‼胡蝶様ッ‼」
しのぶ「こんにちは」
村田「あッどうも‼さよならぁッッ‼」


そう云い急いで出て行った
その態度ですぐわかる、怖いというのが…


しのぶ「あらあら、さようなら〜。どうですか？体の方は？」


と炭治郎に聞く
その横にいる善逸は照れている事は文字でも顔でも良くわかる


炭治郎「かなり良くなって来てます」
しのぶ「ではそろそろ、"機能回復訓練"に入りましょうか」
炭治郎「機能回復訓練？」

しのぶ「はい！」


その笑顔は、何処か裏を感じたのは気のせいだろうと思いたい貴方であった…


しのぶ「あ、そうです、お二人方の体調はどうですか？」
善逸「へッ⁉ははは、はいィイ‼」
しのぶ「あらあら、元気だって事。貴方は…？」


そう云い貴方を見る


『…ん"っ』


少しシワを寄せて、手で『ダメ』を作りしのぶに知らせる
しのぶは「やはり喉が…」と云い考え込む


しのぶ「おおよそですが、弐週間から参週間以内には治るかと思いますので、
このまま飲み続けてくださいね？」
『…』


貴方は頷くと「良い子ですね」と云い貴方に近づき、頭を撫でる
その手は暖かかった…だが、

同時に寒さと震えを感じた…


…


夜
貴方は兄蜘蛛に会いに行く


ガチャッ


兄蜘蛛「…ぁ！隊員さん‼」
『⁉』


扉を開いた時には、今までとは違い…小さく、子供になっていた

それが、とても愛くるしく、愛おしい


兄蜘蛛「俺、自分でもわかってないけど、なんかこうなった。
でも体が元に戻らないの!…お、俺…、ずっとこのまま、なの、かな…？」


現在の兄蜘蛛はとてもあざとい事は貴方ですらわかる
上目使いをしているかと思うほどだが、きっと無意識やっている
なぜならそういう文字が見えないから


『…ふふ』


貴方は小さくなった彼を抱き、そっと包むように抱く


兄蜘蛛「…、ねぇ隊員さん」
『？』
兄「俺ね…、自分の名前、少し思い出したんだ」

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