季節の呼吸を持つ少女【鬼滅の刃】第参話

第佰陸話 ページ26

？「それに、ハルミ…、私は君に会いたかったのだよ」
『…？』

？「君は、あの季節の呼吸の子孫…、
私はね、杠友恵さんと知り合いでね。彼女とは友人でした…、」


その顔は微笑んでいたが、どこか悲しんでいた


？「彼女は…、もう、居ないのですね？」
『…、』


ゆっくりと頷いた。見えないが、彼には見えたと一緒…


？「そうか…、やはりか」
『…、か、れは…、人をッ…食べてまっせん…』


頭に回転がどんどん低下していく…
その為か、貴方は覚えていた事の回答をした


？「ッハ!ほざけ!つい先程の鬼ですら理性もギリギリだったのに
あの森にいた鬼も食べてないだと⁉いい加減にしろ!」


そう云い傷だらけの男性は屋敷から歩いていき、降りて貴方の髪を掴む


『ア"ッ…、ゥッ』

？「おい、何か云えよ？なぁ！」

『彼は、人を、殺ししたがッ…、望んで、ないッ…
泣いて、いた…、悲し、い…文字を出して、いたッ…、』

？「だったらその鬼は殺しても善いな！
何せ人を殺したのだから!!うむ！」


『だったらッ…だったら、人も人を殺すではッないかッッ⁉』


火のような髪をした男性に回答するように発言した
その言葉により、皆静まった

ただの反抗の言葉だ
だが、鬼ばかり悪いのではない…そう、貴方は云いたかったのだろう


？「その子をこちらに…、」
『⁉』


あまりにも衝撃的な言葉だった

そして…、彼は隠によって連れてこられた
隠と、彼…どちらも怯えながら来たのだった


兄蜘蛛「ヒッ…、!!人だっ…あぁ、やめてっ…殺したくないッ!!
この手でッ…、人を殺めたくないッッッ…お願い…

ぁ…隊員さん!!助けて!!」


そう涙眼でこちらを向く

そして、偉い人…お館様は自ら近づく
それを止めようとする隊員…柱だが、お館様自ら止める


？「大丈夫だよ、怖がらなくて善い」
兄蜘蛛「こ、こないでッッッ!!お願いします!
傷つけたくないッ!たくないんです!!お願いッお願いッ…許してくださいッ!!

ただ、だだ人に、戻りたいんだッ」


そしてお館様は彼を抱きしめた
彼らは驚いた


？「お、お館様!!」
？「離れてください!そいつはッ…!!」


？→お館様「大丈夫だよ。もう…、怖がらなくて善い。
君は、あの子の隣にいてあげて。私も、君を見守るよ…、



"私の子供"よ…」


兄蜘蛛「うッぅうッあ"あッ…、うッ」


抱きしめたいが、きっと傷付けてしまうため、
自分自身の服を握り、涙を流す


お館様「…、フフ、」


そして彼もまた、許されたのだった…

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