季節の呼吸を持つ少女【鬼滅の刃】第参話

第玖拾話 ページ10

少年鬼「お前らなんてすぐに母さんが殺すから」
炭治郎「母さん？」


すると少年鬼は貴方の方へ向く


少年鬼「…、君は、」
『…っ』


少年鬼は何か云いたそうな顔をしていた

しかしそれは伊之助が遮る

隊員の背中を蹴り、空中にいる少年鬼を斬ろうとした
いや、正式にはその糸を斬ろうとしたが、僅かに届かない


少年「まぁ善いや…、じゃあねハルミ」
『ぇッ…、』

伊之助「クッソぉ！どこ行きやがるテメェッ！
勝負しろ！sy…」


ドンッ！


伊之助「グフッ!!」


背中から落ちた伊之助
少々痛い音が山の中にほんの少し響いた


伊之助「何の為に出てきたんだ？」


と直ぐに起き上がる


炭治郎「あの子は恐らく、操り糸の鬼じゃないんだ！
だからッまず先にッ…！」
伊之助「あ〜あ〜あ〜ッ！解ったっつうの!!
鬼の居場所を探れって事だろ？うるせぇっデコ太郎が！」


伊之助は両方の刃を地面に刺しこう云う


伊之助「獣の呼吸 漆ノ型 ＿＿＿＿＿空間識覚ッ！」


そう云い伊之助は鬼を探る
そして近づこうとする隊員を容赦なくその糸を斬る貴方達


『ッ！させない！』


と云い、格闘技を少しだけ使う


『ハァッ！』


無数の糸を斬る


伊之助「見つけた…そこか‼」


少年鬼「誰にも邪魔はさせない…」


手には糸で編んだあやとりを宙に向ける


少年「僕たちは家族陸人(・・)で幸せに暮らすんだ。
僕たちの絆は、誰にも斬れない…、邪魔はさせない…」

と小さな声で云った

彼の言葉にはどこか重みを感じる
彼の過去とは…、何がったのか……。


隊員「グッ、ゥ！」


生きている隊員は無理やり操られている
何処か疲れている様子

予想だが長く操られているだろう


伊之助「だぁ、クソッ！めんどくせぇッ、コイツらまとめてぶっ飛ばす！」
炭治郎「駄目だ！やめろ！何か方法はあるはずだ！
だから、この人達を傷つけるのは……、」
『炭治郎ッ!』


炭治郎は油断をした

前から襲い掛かる隊員に反応できずにいた
その横から村田が止める


『村田さん！』


村田「ここは俺に任せて先に行けッ!」

伊之助「小便漏らしが何云ってんだッ！」
村田「誰が漏らしたッこのクソ猪ッ！」
伊之助「あ"ぁんッ⁉」
村田「テメェに話し掛けてねぇわ、黙っとけ！」


そして攻撃する隊員の刃を避け、刃で止める


村田「情けない所を見せたがッ、俺も鬼殺隊の剣士だ！
ここは何とかするッ！」

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