英語が喋れない監督生III

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流石のレオナも驚きを隠せなかった
作戦は大成功…という事だ

ケイトと小柄な青年…リリアが話している中、レオナが牙を剥き出しながら話す


レオナ「オイッ、この茶番はどういう事だ？」
リリア「リドルから話を聞いてな。一芝居打たせてもらった」
ラギー「じゃ、じゃあ…マレウスはッ？」

？「もちろんご健在だ!
先ほどの群衆の混乱も、全ての人間をコロシアムまで安全に魔法で誘導して下さった。
感謝しろ!」

『センキューマレウス様とやら、アンタはすげぇぜ…』


と手を合わせて言えば、
背の高い緑髪の青年が「そうだ!もっと感謝しろ!!!!」と大きな声でこちらを向きながらいう
鼓膜に響く声だ…、、


ラギー「そ、そんなのアリッスか!?」


レオナ「…………はぁ、ぁーもういい」

ラギー「ぇ」

レオナ「やめだやめ」


明らかに様子がおかしいラギーと、呆れている顔をするレオナ
そしてある発言に、ラギー達を含めたサバナクロー寮生が一斉に驚く


レオナ「俺は降りる(I'm out.)」


いくら英語が苦手だとは言え、これはわかった貴方。
「I'm out.」は直訳で言うと「俺は出る」となる
しかし何かを諦めた時や帰る時にも多く使われる英語のセリフ

そう、つまりレオナは諦めると言うことだ


『え、ど、どう言う…事なんッ?』

隣ながらも淡々と話は続けている
ラギーはどこか顔を引きつりながら、話をする。
どう言う話の内容か、貴方は詳しく分からない、、
しかしリドルを含めた人たちは明らかに表情が変わっている…


そう、怒っている。


なぜなら、彼らは自分でやった行いを何の躊躇もなくペラペラ話す
彼、いや彼らは自ら墓穴を掘ったのだ……

とうとうレオナの堪忍袋が切れたように、突如声に怒りを覚える


レオナ「お前は、ゴミ溜め育ちのハイエナで、
俺は永遠に王になれない、嫌われ者の第2王子ッ!

何をしようがッ、それが覆る事は絶対にねぇっ!」


ラギー「ふっ…ふざけんなよォオ"ッ!!なんだよそれぇ!!
ここまできて諦めるなんてッッッ!!!!」


明らかに理性が切れたラギー、怒りを隠し切れない…哀れな行動
寮生も反発し始める


レオナ「あぁッッ面倒くせぇっ。黙れよ雑魚どもッ!!!!」


そして彼にも異変が見え始めた
いつの間にかマジカルペンを持ち、一振りする…


キランッ


それと同時に…

　


　



　


　

　

　


　



　


　

　

　

ポタンポタンッ

また垂れる音が聞こえた…

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