英語が喋れない監督生III (ページ46)

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第2王子の記憶ページ46

『…ハッ!!』

目覚めれば、そこは…砂漠だった。
周りを見ても、何もなく…嵩張った風が頬を伝う
ここは一体…、、

『……え？なんか、、ある』

先程まで、そこにはなかったものがふと目の前に現れる、
自然でできた岩の穴。

灼熱の太陽の下にいるあなたは「ここに居ても仕方ない…」と思い中へと入る

『うっわ涼しい…というかちょっぴり寒い？』

中は暗く寒い場所だった

そしてそこに置いてある1つのマリーゴールドの色の席と
時代に合わない映写が不自然に置いてある

『…座って見ろ、っていうことか、、』

そう言い、席に腰掛ける
まるで認知したかのように、突如映写が動き出した…

『これは、、？』

遺跡のような建物、そこには多くの男女の召使いがいた
ただ違うのは、彼らの耳はケモ耳で、尻尾も立派に生えていた

召使い「はぁ……第一王子のファレナ様はあんなに朗らかでいらっしゃるのに…、
なぜ弟であるレオナ様は、あんなに気難しくていらっしゃるのか……」
召使い「しかも、全てを砂に変える魔法を使うなんて。なんて恐ろしい……」

召使い「2人ともやめないかッ!誰かに聞かれたらどうする」

そう話す3人の召使い

だが、柱に隠れて耳を立てていた子のライオンを、貴方は見逃さなかった

『オイオイそこにいるじゃあないか…!!よくもそんなこと言えるなぁ』

そう言いながらその映画…いや、誰かの記憶を見る、、

ーもし、俺が第一王子だったら……きっとこう言われただろうー

ー「第一王子のレオナ様は思慮深く、ー
ー強力な魔法を使いこなす魔法士だ。ー
ー能天気な弟とは大違い」……とー

ーそれが…、、第二王子になっただけでコレだ…ー

パチンッ

『ッ何！？』

何かが切れた音がしたと思えば…瞬きの一瞬で世界が変わった

夜になっている街に歩くケモ耳がついている彼ら…
そんな光景をある屋敷から貴方は見下ろす

(『豪華な城……城って言えばいいのか？屋敷か？とにかくすげぇわ、、』)

そう思っていると後ろから声がした

ー第二王子はやる事こなすことケチつけられー
ー第一王子を称えるための"ダシ"にされる…ー

ーどうやったって、一番にはなれないー

ライオンの耳のような青年がそう言う
すると誰かが怒っている声が耳に入ってきた

周りを見ても、何もないのに…確かに声が聞こえるのだ
　