第218話：説教第2ラウンド ページ19
箸をカタリと机に置き、ぐでーっと机に顔を伏せる。
目の前にそびえ立つ茶碗の横でお茶を飲んでいる煉獄さん程ではないが、自分もかなり食べた方だ。
なんなら食べ過ぎたくらい…何せ2ヶ月振りの食事でテンションが上がってしまったのだ。
宇髄さんのおかずも結構貰っちゃったし…しかも此処の定食どちゃくそおいひかったから。
うむ、また来よう。(道を覚えていれば)
「そうだ、夏目少女！先程の話の続きを聞かせてもらえるだろうか！」
『あー…寝取る話のやつっすか？』
「いやなんつー会話してんだよ」
「む、それもそうだが…遊郭の潜入任務についてだ！先程は鬼舞辻と上弦の零に遭遇したという話しか聞けなかったからな！
…して、そもそも夏目少女は何故遊郭へ潜入に？まだ君は未成年のはずだが」
『えっ…いやそれは宇髄さんが…って居ないｯ』
スｯと細められた煉獄さんの瞳にピリｯとした何かを感じとり、思わず宇髄さんが座っているであろう席に目を向ければ既にそこはものの抜け殻で。
机の上に令和では見慣れないお札が何枚か置かれているだけであった。
くそｯあの野郎…煉獄さんの声が静かになった途端に逃げやがったな！元忍の力を使って！ずっちーにも程があるだろふざけんな！
え、てか何？何であの人逃げたの？これは私も逃げるべきなのでは((宇髄？宇髄に着いて来いと頼まれたのか？」
『頼まれたというか突然担がれて連れて行かれましたね。炭治郎と善逸と伊之助も一緒でしたけど』
「そうか…で？」
『え…で、で？』
「よもや、潜入任務の報告に決まってるだろう。
さあ、初めから全て話しなさい」
そう言いつつやや圧強めの笑顔をたたえた彼に、説教の2文字が高速で脳裏を過ぎっていった。
確信はない。ただの勘である。
いやでもなんかオーラが炭治郎のそれと一緒だから…ってあれ、これやっぱ説教じゃね？(遅い)
しかし気付けど既に手遅れ。どうやら目の前で腕を組む彼は全て報告し終えるまで帰す気はなさそうだ。
＿＿
＿
「…それで？潜入とは言え何の疑いも警戒もなく部屋に男客を迎え入れ、そしてそれが鬼舞辻だったと。
挙句の果てに襲われた…か。よもや…よもや…」
『何でそこだけピックアップするんすか』
とりあえず宇髄さんに誘拐された所から上弦の零と戦ったところまで、数分使って全て話し切った。
しかし彼が謎に拾ったのは、よりによって今私が忘れたいナンバーワンの部分で。
煉獄さんのせいでちょっと思い出しちゃったじゃんか！
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あまいろ(プロフ) - ソーダ錫さん» あれ、分かっちゃいました！？すげえ！そうです細かい所何個か修正したんですよ！！そんなに！！読み込んでくれてるんですか！！うおん！！！感謝カンゲキ雨嵐！！！あざます！！！これは嬉し過ぎる (2021年3月6日 23時) (
レス) id: a7b2172907 (このIDを非表示/違反報告)
ソーダ錫(プロフ) - これ何個か細かいところ修正しましたね・・・？この作品ガチ勢の私にはわかりますよ、えぇ。超すこ。 (2021年3月5日 22時) (レス) id: 10b66fbb96 (このIDを非表示/違反報告)
あまいろ(プロフ) - 蓮さん» 土下座ボーイ！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！ (2020年1月14日 23時) (レス) id: a7b2172907 (このIDを非表示/違反報告)
蓮 - 土下座ボーイ！！！！ (2020年1月14日 1時) (レス) id: 0d8aed718b (このIDを非表示/違反報告)
あまいろ(プロフ) - セブンス・エイカンさん» コメントありがとうございますーー！！！獪岳またの名を土下座ボーイが登場しましたね！！！！！面白いと言って貰えてめちゃんこ嬉しいです！！！私も好きです愛してますこれからもよろしくね。 (2020年1月13日 13時) (レス) id: a7b2172907 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あまいろ
| 作成日時：2019年11月4日 7時
