第154話：鍛錬の毎日 ページ5
「ねえAちゃんちょっと休憩しようよ〜…」
『あともうちょい！そしたら！休むから！』
「そう言ってもう30分経ったよ！！！も〜流石に無理は良くないって！！ね〜休も〜よ〜！！！ね〜ね〜」
『いやうるせーなコイツ…(うるせーなコイツ)』
「Aちゃんそれ本音と建前が逆…ｯじゃない！！！え！？逆じゃないｯ！！！」
何で！？逆じゃないｯ！！！と叫び続ける彼を横目にブンブンと木刀を振り続け、気付けば回数は180回目。いや〜、我ながら頑張ってるくね！？
ただただ、早く強くならねば。彼岸の呼吸をものとしなければ、と。
そう心に決め、あの任務から＿＿彼の死から4ヶ月。鍛錬に没頭する毎日なのである。
無理はするなとアオイちゃんにこの前こっぴどく怒られたのだが…無理をしなければ人は強くなれないのでは？と、個人的に思う。
まあ、そんな事を言えば、彼女に更なる怒りをぶつけられるのは目に見えているけれども。
＿＿＿
「_お前は今よりもっと強くならなきゃならん、そうだろ？」
＿＿
…そうだよ鋼鐵塚さん。私は強くならなきゃいけないんだ。このままでは、上弦の零なんか倒せない。
それに、師範の思いも、煉獄さんの思いも、繋げなくなってしまうのだ。
それだけは、絶対にあってはならない。
早く、強くならねば…！
「…Aちゃ((「オラ夏目A！任務！任務ダコノヤロウ！！南西二向カエ！ソノ街デハ女子ガ消エル！」おい」
『よしきたバッチコイ！善逸！！私ちょっくら任務行ってくるから炭治郎達にしくよろ！！！』
「え！？ちょっと待っ、Aちゃ((「早ク支度シロコノヤロウ！！！」お前ぇえさっきからわざとなのかそうなのか！？！？」
ギャアギャアと騒ぐ2人…じゃないわ、1人と1匹を他所にせかせかと任務へ向かう準備をする。
刀を腰に携えれば、「鍛錬頑張れよ！」と善逸の背中を1発叩き、蝶屋敷を勢い良く飛び出した。
…もう、無理し過ぎだよ、という。
ポツリと呟かれた彼の言葉を残して。
＿＿＿
＿＿
『はは、いや〜完璧に迷ったわこんちくしょう』
蝶屋敷を飛び出して数十分。
燕を追って順調かつ安全に目的地へと向かっていたはずだったのだが、いつの間にかアイツはいなくなりやがっていた。
上を見上げるも、ただただ空が広がるばかりで。
鳥なんて1羽もいやしないし、右も左も木ばっかでどこかわかりゃしない。
これは、あの〜、あれですね。
詰んだ。
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chiaki0708(プロフ) - 煉獄さぁぁぁぁぁぁーーーん！！！！希望が！！！！！希望の光が見えてきています！！！！！！ (2021年11月8日 3時) (
レス) @page50 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
あまいろ(プロフ) - あおいさん» あれ！？カマドウマって居ない地域もあるんですね！？ゴキブリと一緒ですかね！おばあちゃん家によく出没して枕元にいる事がよくあったので毎回悲鳴上げてました。まじきっっっしょいっすよあれ！！実物なんかてらてらしてるんですよ！！アッ要らない説明申し訳ない！！ (2020年12月11日 20時) (レス) id: a7b2172907 (このIDを非表示/違反報告)
あまいろ(プロフ) - むーむさん» むーむさん読んでくださってありがとうございます！！！最初はこんな展開にするつもりじゃなかったんですけど我慢なりませんでした！！！！夏目ちゃんが皆様に愛されてて本当に嬉しい限りでございます！！！これからもこの小説をよろしくお願いします！！！ (2020年12月11日 20時) (レス) id: a7b2172907 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - カマドウマって虫なんですね！調べて画像みてびっくり！きしょい！笑 (2020年12月11日 5時) (レス) id: 777a49a0dd (このIDを非表示/違反報告)
むーむ - 良い作品すぎてここまで一気に読みました！まさかの展開に涙が止まりません・・・！夏目ちゃん大好きです！！ (2020年11月21日 7時) (レス) id: 16dc7f8d63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あまいろ
| 作成日時：2019年10月15日 0時
