第166話：とんでもねえ炭治郎 ページ17
「＿＿悪ぃな奥さん。じゃあ1人頼むわ」
「…分かったよ。仕方ないねェ」ﾎﾟｯ
『だってさ、良かったね炭じ…炭子！頑張れよ！』
「うん！一生懸命働きますｯ！」
ときと屋に到着し、宇髄さんの交渉のもと(ほとんど顔面偏差値ハーバード級の顔のおかげだが)今しがた無事に炭治郎が売れてしまった。
売れてしまった…というよりは、潜入成功と言うべきか。
とりあえず、ときと屋はこれでクリアである。
そして次なる潜入場所は…荻本屋？という所らしい。
さてはて次は誰が売れる事やら…！(楽しんでる)
「あ、待つんd…待ってA！」
『？とと、どうしたの炭じ……炭子ｯ！』
「(こいつら下手か)」
ときと屋を去ろうとした直前、炭治郎に着物の裾を引かれ呼び止められる。
何かと思い首を傾げつつ次の言葉を待っていると…彼は私の耳元に顔を近付けてきた。目の前で、耳飾りがカラン、と揺れる。
突然の事で驚く私に、彼は一言。
「知らない男に、着いて行くんじゃないぞ」
『ｯ…わ、分かったよ…』
ボソリと呟かれた彼の色気全開の低い声が、鼓膜を揺らした。ピリピリと、背中に電流みたいなものが走り、思わず背筋を伸ばしてしまう。
…どうやら私は耳が弱いらしい。知りたくなかったよこんな場所でこんな事…とんでもねえ炭治郎だ…！！
えっちい！！！(パニック)
「…じゃあ、私頑張ってくる！」ｷｭﾙﾝｯ
『…行ってら』
耳を抑えながら小さくそう言えば、彼は満足そうに笑い、ときと屋の中へと入って行く。
どこでそんなテクニックを覚えたのだ…とげっそりしていれば、一部始終を眺めていた宝石ジャラジャラ男が「見せつけてくれるじゃねえか」と茶化してきた。
いや別に見せつけてる訳じゃねえし…。
「相当お熱だな、ありゃ。いいのか？お前は」
「ア？何がだよ」
「…別に〜。ほら行くぞ」
ベシベシと善逸のケツを叩きながら先を歩き出した彼の元へ、伊之助の手を引き慌てて駆け寄る。
彼の後ろをてちてちと歩いていれば、パチｯと目を開けた善逸と目が合った。
『グッモーニン善子！』
「ぐ…え、これどういう状況？」
『炭子がときと屋に売られて、私達もこれから別の店に売られに行くところ』
「人聞きの悪い言い方すんじゃねえよ！！！」
＿＿
＿
「ちょいと旦那！この子らうちで引き取ってもいいかい？」
「お」
荻本屋に向かっている途中。
宝石ジャラジャラ男に1人のおばちゃんが声を掛けてきた。
彼女の視線の先は…どうやら私と伊之助らしい。
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chiaki0708(プロフ) - 煉獄さぁぁぁぁぁぁーーーん！！！！希望が！！！！！希望の光が見えてきています！！！！！！ (2021年11月8日 3時) (
レス) @page50 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
あまいろ(プロフ) - あおいさん» あれ！？カマドウマって居ない地域もあるんですね！？ゴキブリと一緒ですかね！おばあちゃん家によく出没して枕元にいる事がよくあったので毎回悲鳴上げてました。まじきっっっしょいっすよあれ！！実物なんかてらてらしてるんですよ！！アッ要らない説明申し訳ない！！ (2020年12月11日 20時) (レス) id: a7b2172907 (このIDを非表示/違反報告)
あまいろ(プロフ) - むーむさん» むーむさん読んでくださってありがとうございます！！！最初はこんな展開にするつもりじゃなかったんですけど我慢なりませんでした！！！！夏目ちゃんが皆様に愛されてて本当に嬉しい限りでございます！！！これからもこの小説をよろしくお願いします！！！ (2020年12月11日 20時) (レス) id: a7b2172907 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - カマドウマって虫なんですね！調べて画像みてびっくり！きしょい！笑 (2020年12月11日 5時) (レス) id: 777a49a0dd (このIDを非表示/違反報告)
むーむ - 良い作品すぎてここまで一気に読みました！まさかの展開に涙が止まりません・・・！夏目ちゃん大好きです！！ (2020年11月21日 7時) (レス) id: 16dc7f8d63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あまいろ
| 作成日時：2019年10月15日 0時
