第151話：鋼鐵塚さん ページ2
あの後、繰り広げられた死の逃走中は私が石につまずいて転んだ事により終止符が打たれた。
いやもうほんと、まじで。私大正に来て何回転んだ？
なに？？大正の地面はどんだけ私とキッスがしたいの？？？もう既にお前とはサードキスまで済ませてるんですけど？？？(キレ気味)
は〜〜〜まったく、これだからモテモテ子は困るわ〜〜(キレ気味)
｢ぶっ…くく、は、派手にすっ転んだな…ｯ｣
『そんでアンタはいつまで笑ってんだよ腹立つな』
ジトーｯと彼を睨みつつも、足を挫いた為肩を借してもらい、そのままひょこひょこと縁側へと歩いて行く。
いや〜くそ痛えなマジなんでこの屋敷の中庭砂利なんだろう。ひょっとこに追っかけ回されて転ぶ事くらい想定しておけ？？？(無理)
次はモッサモサの芝生がいいです。
｢は〜笑った笑った。んで、足は大丈夫か｣
『誰かさんのせいで大丈夫じゃないです無理もう死んだ』
｢は？｣
『やっぱ大丈夫です…て、いたたたた！…もっと丁寧に扱ってくれませんかね！私、女の子！OK！？』
｢？女の子…？｣
『まさかそこで疑問を抱かれるとは…』
ゆっくりと肩を借りながら縁側に座れば、鋼鐵塚さんもよっこらせ、と呟きながら隣に腰を降ろす。
掛け声おじさんかよ、と思いつつ彼のお面を眺めていると、バチッとひょっとこと目が合った。
…てか前から思ってたけどひょっとこの顔ってくそムカつくな。
なんだその人をおちょくってるような顔。(唐突)
｢今何か失礼な事を考えていただろ、分かるぞ分かる俺には分かるぞ…！｣
『いやまったく。そっちこそ私の事見つめちゃって何ですか！いくら私が超絶美少女だからってそんなに見られたら困りますって〜！』
｢頭湧いてんのか｣
『ひょっとこの口折るぞコラ』
まさに売り言葉に買い言葉。
彼の言葉にイラｯときたのでお面の口部分を鷲掴みする。
…が、鋼鐵塚さんの大きな手で頭をグワシと掴まれたので、ここは大人しく手を離すこととしよう。
チキン？うるせー黙ってろ！私まだ頭蓋骨割られたくないから！！！
これはあれだよ、あれ、戦略的撤退だから！！(？)
脳内で1人言い訳じみた言葉を並べていると、再び此方をじっと見つめる彼の視線に気付く。
ホントに何ですか、とぶっきらぼうに問いかければ、腕に巻かれた包帯部分を指差した。
｢彼岸の呼吸の遣い手が聞いて呆れるな。あちこち怪我だらけじゃねえか｣
『…あー、この前の任務で色々あって』
＿俯いた私の頭を過るのは、炎の彼だった。
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chiaki0708(プロフ) - 煉獄さぁぁぁぁぁぁーーーん！！！！希望が！！！！！希望の光が見えてきています！！！！！！ (2021年11月8日 3時) (
レス) @page50 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
あまいろ(プロフ) - あおいさん» あれ！？カマドウマって居ない地域もあるんですね！？ゴキブリと一緒ですかね！おばあちゃん家によく出没して枕元にいる事がよくあったので毎回悲鳴上げてました。まじきっっっしょいっすよあれ！！実物なんかてらてらしてるんですよ！！アッ要らない説明申し訳ない！！ (2020年12月11日 20時) (レス) id: a7b2172907 (このIDを非表示/違反報告)
あまいろ(プロフ) - むーむさん» むーむさん読んでくださってありがとうございます！！！最初はこんな展開にするつもりじゃなかったんですけど我慢なりませんでした！！！！夏目ちゃんが皆様に愛されてて本当に嬉しい限りでございます！！！これからもこの小説をよろしくお願いします！！！ (2020年12月11日 20時) (レス) id: a7b2172907 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - カマドウマって虫なんですね！調べて画像みてびっくり！きしょい！笑 (2020年12月11日 5時) (レス) id: 777a49a0dd (このIDを非表示/違反報告)
むーむ - 良い作品すぎてここまで一気に読みました！まさかの展開に涙が止まりません・・・！夏目ちゃん大好きです！！ (2020年11月21日 7時) (レス) id: 16dc7f8d63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あまいろ
| 作成日時：2019年10月15日 0時
