第160話：彼女の変化 ページ11
『お前ホントふざけんなアオイちゃんにも手ェ出しやがって！！何だてめｯ、この宝石ジャラジャラ男がよ！！！』
「任務で女が必要だってさっきから説明してるだろうが！派手に投げ飛ばすぞ！！！」
「で、でも私ｯ！戦闘員じゃな…ｯ！」
『アオイちゃん泣かしてんじゃねーよ！！！』
「お前ホント黙ってろ！！！」
私を半ば無理矢理担ぎ、誘拐(？)しようとしているこの宝石ジャラジャラ男。
バシバシと彼の背中を叩いていれば(ダメージなし)、あろう事か、私の騒ぎ声に駆け付けてくれたアオイちゃんにも手を出し、2人仲良く担ぎ込まれてしまったのだ。
身を捩り必死に抵抗してみるも、ピクリとも彼の腕は動かず。しまいにはケツを叩かれる始末で。
ワーワーギャーギャー騒いでいれば(主に私が)、なほちゃん達やカナヲが何事かと集まってきた。
助けに来てくれたのだろう。Aちゃん感動…。
しかし悲しきかな…もう玄関出ちゃったよ！！！
しかも君達ただみゃーｯと泣いてるだけで助けてくれてないじゃん！？！？助けて！？！？
「か、カナヲｯ…！」
『はははは早く銅貨投げて決めてでもいいからこの宝石ジャラジャラ男ぶっ飛ばして頼む！！！(必死)』
「だァれが誰をぶっ飛すって〜？」
そう言いながら私の胴に回した腕に力を込める彼に、ぐえｯと車に轢かれた蛙のような声が出てしまう。
いや苦しいわ！なんだコイツもゴリラじゃねえか！！
くそｯ、炭治郎達いないしも〜こりゃダメだ…。
大人しくコイツに連れて行かれるしか選択がない…。
そんな絶望的な事思っていれば…意外にも、素早く行動したのがカナヲだった。
まだ銅貨を投げていないのに…彼女はガシｯとアオイちゃんと私の手を掴み、必死に宝石ジャラジャラ男の行く手を阻もうとしてくれる。
カナヲ……成長したんだね…ｯ！(滝涙)
「地味に引っ張るんじゃねぇよ。お前には司令がきてるだろうが」
「…ｯ」
「何とか言えっての！地味な奴だな！！！」
「キャーｯ！と、突撃ーーｯ！！！」
『よっしゃやったれィ！！』
一瞬の隙を突いて宝石ジャラジャラ男に群がるなほちゃん達の何と勇敢な事か。
しかもどうやら地味に攻撃が効いているみたく。
だんだんと彼のイライラが募っていくのが分かった。
「ｯチ！テメェだけでも来い！」
「ギャｯ！」
『あ、アオイチャァァン！！！』
この状態のままでは2人連れて行くのは難しいと判断したのか、抱えていたアオイちゃんをぶん投げたコイツ。マジ絶許。玉潰そう。
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chiaki0708(プロフ) - 煉獄さぁぁぁぁぁぁーーーん！！！！希望が！！！！！希望の光が見えてきています！！！！！！ (2021年11月8日 3時) (
レス) @page50 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
あまいろ(プロフ) - あおいさん» あれ！？カマドウマって居ない地域もあるんですね！？ゴキブリと一緒ですかね！おばあちゃん家によく出没して枕元にいる事がよくあったので毎回悲鳴上げてました。まじきっっっしょいっすよあれ！！実物なんかてらてらしてるんですよ！！アッ要らない説明申し訳ない！！ (2020年12月11日 20時) (レス) id: a7b2172907 (このIDを非表示/違反報告)
あまいろ(プロフ) - むーむさん» むーむさん読んでくださってありがとうございます！！！最初はこんな展開にするつもりじゃなかったんですけど我慢なりませんでした！！！！夏目ちゃんが皆様に愛されてて本当に嬉しい限りでございます！！！これからもこの小説をよろしくお願いします！！！ (2020年12月11日 20時) (レス) id: a7b2172907 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - カマドウマって虫なんですね！調べて画像みてびっくり！きしょい！笑 (2020年12月11日 5時) (レス) id: 777a49a0dd (このIDを非表示/違反報告)
むーむ - 良い作品すぎてここまで一気に読みました！まさかの展開に涙が止まりません・・・！夏目ちゃん大好きです！！ (2020年11月21日 7時) (レス) id: 16dc7f8d63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あまいろ
| 作成日時：2019年10月15日 0時
