第68話：無意識な挑発 ページ18
「ていうか、さっきからお前ら何してんだよ！」
「埋葬だよ」
伊之助がようやく落ち着いてきたので(？)、埋葬を再開した私達。しかし、亡骸を土に埋めていくのを見て、暴君な彼は再び突っかかってきた。
せっかくまた埋葬を始めたというのに...また面倒な事になりそうである。
というか、何してんだよって...コイツには埋葬という概念がないのか？？？
「伊之助も手伝ってくれ。まだ屋敷の中に殺された人がいるんだ」
「生き物の死骸なんて埋めて何の意味がある！やらねぇぜ手伝わねぇぜ！そんな事より俺と戦え！！！テメェもんな事してんじゃねえよA子！！」
『Aだっつってんだろ』
「聞いてんのかA子！！」
『Aだっつってんだろ！！！(キレ)』
またもやギャーギャーと騒ぎ出したディオニスに対して、私のHPと体力がぐんぐんと減っていく。
先程の戦闘時と同じくらい疲れるのはきっと気の所為ではないのだろう。
これ多分バイオハザードでゾンビに1回噛まれた時よりもダメージがでかいと思う。ボス戦かよ。
思わぬ刺客にげんなりしていると、肩にポンｯと炭治郎の手が乗った。
ここは俺に任せろ！とでも言うように頷き、前へ躍り出る。
そして、
「...そうか、傷が痛むから出来ないんだな？」
「は？」
「いや、いいんだ！痛みを我慢できる度合いは人それぞれだ！」と。
どこかズレた返答をぶちかました炭治郎に、私達は何とも言えぬ表情を浮かべる。
どうなったらそうなるんだ...というか、そもそも彼は何を言ってるんだ...？
「伊之助は休んでいるといい！」と笑みを浮かべる彼を見て思う。
しかし炭治郎の言葉で火がついたのか、伊之助はもの凄い勢いで屋敷に戻り、次々とご遺体運んで来てくれた。「百人でも二百人でも埋めてやらァ！！」と叫びながら。
いや〜ありがてえ！終盤の方はほとんど伊之助がやってくれたようなものである。
彼のおかげで日が暮れる頃には、全員の遺体を埋める事ができた。
...その当の本人は、木に向かって頭突き(助走付き)を繰り返しているが。
「カァー！カァー！山ヲ下リロ！山ヲ下リロ！コノ私ニ付イテ来イ！」
そして夕焼け空に姿を現した炭治郎の鎹鴉の指示に従って、山を下る準備をする。
これで、ようやく任務が終わったのだ。
「あ゛？おい！何処へ行く！？」
「山を下りるんだよ」
「まだ勝負は終わってねえぞ！」
「疲れてるだろ？いいから下りるぞ」
「はあ！？俺は疲れてねえ！」
『お前はな』
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あまいろ(プロフ) - カナさん» 読んでくださってありがとうございます！！絵上手いですか！？もーーこれ以上喜ばせんといてー！！！(大歓喜)これからもこの小説をよろしくお願い致しますね！！！コメントありがとうございましたｯ！！！！ (2021年1月4日 0時) (
レス) id: a7b2172907 (このIDを非表示/違反報告)
カナ - 絵も上手いし、ギャグ線も高いとかもう神超えてます！更新楽しみにしてます(^-^) (2021年1月3日 9時) (レス) id: a98d39be7b (このIDを非表示/違反報告)
あまいろ(プロフ) - にゃふさん» そういってもらえると！！！どちゃくそに喜んじゃいますよ私！！！！読んでくださってありがとうございます！！！これからもこの小説をよろしくお願い致します！！！ (2020年12月30日 21時) (レス) id: a7b2172907 (このIDを非表示/違反報告)
にゃふ - 絵がうまいです!! (2020年12月11日 17時) (レス) id: 2c9f18fc80 (このIDを非表示/違反報告)
あまいろ(プロフ) - 木製さん» 伊之助のほわｯてやつ可愛いですよね！？どちゃくそに可愛い！！！夏目ちゃん思った以上に読者の皆さんに人気で嬉しいです・・・私のタイプを全部注ぎ込んだら夏目ちゃんが出来ました！！！5年掛かりました！！！ガチで！！！ (2020年11月9日 18時) (レス) id: a7b2172907 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あまいろ
| 作成日時：2019年8月9日 1時
