第5話：異変 ページ5
「すまない、話を聞かずにここまで引っ張ってきてしまった俺に責任がある。7日間守り抜いてみせるから、俺のそばを離れないでくれ」と無意識にイケメン発言をした炭治郎に引っ張られ、東の方へと走る私達。
どうやら鬼は陽の光にめっぽう弱いらしく、日光に当たっただけで瞬時に灰化してしまうんだとか。という訳で、炭治郎の提案のもと、太陽が昇る東の方へと走っているのである。いや天才か！
いやあ、それにしても、さっきから目の前の可愛らしい少年にトゥンクしっぱなしだよね！こんなカコカワで純粋な男子が存在するとは....どうやら神は私を見放してはいなかったらしい。
クラスの下ネタ大好きなバカ男子には、是非とも彼を見習って欲しいものである。
全く、口を開けば【ピー】だの【バキューン】だの言いやがって。年中発 情した猿かってんだコノヤロー。
『(.....いやでも、)』
.....まともな奴も居たな。無意識にサラッとイケメン発言しちゃう奴だったけど。圧倒的お兄ちゃんな感じ。
丁度、目の前の彼みたいな...＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿
「....A、また今日も購買のパンなのか？」
『いいじゃん美味しいよ、購買のパン』
「それじゃ栄養が偏るだろ！俺の弁当少し分けてやるから」
『まじで！？あざーっす！いや〜＊＊＊の作るお弁当美味しいんだよね〜！』
「全く...」
＿＿＿＿
『.........あれ？』
「？A、どうかしたか？」
突然、誰かと教室で話している風景が頭に浮かんだかと思えば、それは泡沫のようにパッと消えた。
何だ？と頭で考えるよりも先に、ザーッと記憶の中をノイズが走る。
そこでようやく気付いた。
自分の身に起きている異変に。
「....A？」
『っ.....え、』
＿＿＿＿何も、思い出せないのだ。
クラスメイトの顔も、友達の顔も、あの苦手な教師の顔も.......親の顔だって。
まさかの更年期？？？え、ババア化したの私？？？
何度思い出そうとしても、頭の中はノイズが走るばかりで。やがて、ズブズブと底なし沼にハマっていくような感覚に陥る。
あ、マズイ、と思った矢先、A！と名前を呼ばれて我に返った。彼の大きな瞳と視線が絡む。
「A、ホントに大丈夫か？....君から、不安と怯えの匂いがするんだ」
『に、匂い...？』
「ああ、昔から鼻は利くんだ！」
そう言って、得意げに胸を張る炭治郎。
いやそれ鼻が利くってレベルじゃなくね？？？と思った刹那。
＿＿ギラリと炭治郎の瞳が鋭く光った。
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カナリアドール・デミア・スカーレット(奏)@炭治郎大好き - こんにちは！応援してます！ (2021年10月29日 19時) (
レス) @page15 id: 605309b64c (このIDを非表示/違反報告)
あまいろ(プロフ) - お米。さん» 何度も読み返してくれてありがとうこざいます！！？しかも一番好きでいてくれてるんすね！？！？嬉し過ぎる……原作終わっちゃって悲しいですよねー人生物足りねェー笑まだ読んでくれる人がいると思うとマジで嬉しいですね。これからもこの小説をよろしくお願いします！ (2021年9月12日 23時) (レス) id: a7b2172907 (このIDを非表示/違反報告)
お米。(プロフ) - いやぁ何回目だろこの作品見るの。数ヶ月おきにフラット繰り返し見たくなるだよなぁ。鬼滅の夢小説の中で一番好きです。もう原作終わってんのに来ちゃいます (2021年7月29日 21時) (レス) id: a1083db659 (このIDを非表示/違反報告)
澪（霊夢）(プロフ) - あまいろさん» ありがとう！ｳﾎｳﾎ←(･ω･;)ｴ? (2021年2月1日 19時) (レス) id: d5529984b5 (このIDを非表示/違反報告)
あまいろ(プロフ) - 澪（霊夢）さん» いえいえいえいえ全然問題ないですよ！！！笑 (2021年2月1日 0時) (レス) id: a7b2172907 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あまいろ
| 作成日時：2019年7月31日 1時
