第28話：後の話 ページ28
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『....鬼殺隊？』
「ええ」
どこからか心地よい風が吹いて、＊＊の長い髪を柔らかく、優しく揺らした。
「Aには鬼殺隊に入ってもらいたいのです」
『.....あ、もしかして。その為に、全集中の呼吸とやらを私に？』
「その通りです。何だ、珍しく頭が冴えてますね」
『若干言葉に棘がありますね？？ところで鬼殺隊って何ですか？』
「そうですね.......その内教えてあげますよ」
何を考えているのか全く分からない＊＊の声。
彼の後ろ姿をただ黙って、じっと見つめる。
＿チリン、と鈴が転がるような音がした。
＿＿
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目を開けるとドアップで映る美少女の顔。
竹の猿轡をして、フガフガと何か喋って(？)いる。
いや〜、朝っぱらから眼福である。
「こら禰豆子！すまない、起こしてしまって.....」
『...いや、全然だいじょぶ...』
ムクリと起き上がると、禰豆子と呼ばれたその少女がギュｯと抱き着いてくる。
あ〜此処が天国だったのか(菩薩顔)。
...え？今どういう状況かさっぱり分からない？
だろうね。因みにあれから1日経ってます。
えー、ゴホン。ではでは、今がどういう状況であるかを順を追って説明しよう！
最終選別が終わったあの日、結局私は鬼殺隊となる事を(渋々)認めた。やはり最終選別で生き残ってしまった以上、私に拒否権は出来ないらしい。
まあ言わば諦めである。
...それに、
『(...どうやら此処は
炭治郎に冗談で聞いたのだ。
「炭治郎って何時代の人なの？」と。
そしたら、平然と「？大正時代だが」と言われた訳である。
いや、何言ってんだコイツ。んな訳ねえだろと。
何故令和から大正に元号がロールバックするのだと。炭治郎を疑った私はちゃんと全員に聞き回ったよ(最低)。
善逸、可憐な子、モヒカン野郎、おかっぱ少女。
1人につき3回ずつは聞いた。挙句の果てに燕にも聞いたから間違いない。モヒカン野郎に関しては、何度も同じ事聞いてくんじゃねえ！と頭を叩かれた。
いやでも私の知ってる大正時代に鬼なんて居なければ、燕が喋るなんて事もなく。
頭は？を大量生産し、混乱するばかりであったが、これだけは理解する事ができた。
＿私は家に帰れないのだ、と。
そして、此処は私が存じ上げる大正時代でないのだと。
どうやら私は、令和から見知らぬ大正時代にタイムスリップしてしまったらしい。詰んだ。
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カナリアドール・デミア・スカーレット(奏)@炭治郎大好き - こんにちは！応援してます！ (2021年10月29日 19時) (
レス) @page15 id: 605309b64c (このIDを非表示/違反報告)
あまいろ(プロフ) - お米。さん» 何度も読み返してくれてありがとうこざいます！！？しかも一番好きでいてくれてるんすね！？！？嬉し過ぎる……原作終わっちゃって悲しいですよねー人生物足りねェー笑まだ読んでくれる人がいると思うとマジで嬉しいですね。これからもこの小説をよろしくお願いします！ (2021年9月12日 23時) (レス) id: a7b2172907 (このIDを非表示/違反報告)
お米。(プロフ) - いやぁ何回目だろこの作品見るの。数ヶ月おきにフラット繰り返し見たくなるだよなぁ。鬼滅の夢小説の中で一番好きです。もう原作終わってんのに来ちゃいます (2021年7月29日 21時) (レス) id: a1083db659 (このIDを非表示/違反報告)
澪（霊夢）(プロフ) - あまいろさん» ありがとう！ｳﾎｳﾎ←(･ω･;)ｴ? (2021年2月1日 19時) (レス) id: d5529984b5 (このIDを非表示/違反報告)
あまいろ(プロフ) - 澪（霊夢）さん» いえいえいえいえ全然問題ないですよ！！！笑 (2021年2月1日 0時) (レス) id: a7b2172907 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あまいろ
| 作成日時：2019年7月31日 1時
