第21話：再会と般若と ページ21
『あ』
「あ？」
「え？」
少し歩いて、ゴール地点らしき場所に辿り着いた私達。そこには見覚えのある猪頭＿もとい嘴平君の姿があった。どうやら彼が一番乗りらしい。
すげえな、流石山の王！(？)
見る限り、あまり怪我もしてなさそうで。
無事で何よりだ。
「はん、テメェも生き残ったかA子」
『いやA子って誰だよ...もしかして私の事じゃないよね？？？』
「？お前しか居ねえだろ」
『それはもはや私じゃねえよ…』
「え、Aちゃんこの猪頭と知り合いなの...？」
『知り合いというか何というか...』
「コイツは俺の子分だ」
『話が拗れるからジャイアンは黙って？』
善逸がドン引いた顔で嘴平君を見つめてる。
その気持ち、分かる。分かるぞォ...！
私も最初会った時、何だコイツって思ったからね。
なんならさっき見た時、一瞬何だコイツって思っちゃったからね！
原因は言わずもがな、その猪の被り物である。
目が怖ぇんだよその被り物。
そして隣で「浮気...？」と呟いた善逸の顔も怖い。
いやお前ら両方怖いわ。
＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿
あの後スタコラサッサと帰ったせっかちな嘴平君と入れ代わりで、蝶と戯れてたあの可憐な子、見るからにオラオラしてらっしゃるモヒカンの少年、そして＿＿炭治郎が姿を現した。
とりあえず彼が無事である事が分かり、一安心である。が、隣でヴォルデモートも真っ青になるレベルで死の呪文を唱える善逸を見て、一気に不安になった。どうしてくれんだテメェ。
『(＿＿にしても、)』
あの蝶と戯れている可憐な子。傷も無ければ汚れ一つ付いていない。
まさか可愛い上にチートだとは...！これは是非とも仲良くなりたいものである(下心丸出し)。
ぐへへと彼女を見つめていると、その後ろに居た炭治郎が私に気付き、こちらに走ってきた。
あれ、心做しか顔が怒ってるような.....？？？
『た、たんじろ((「ｯA！！！」ぐふっ！！』
「え！？おおお前何してんの！？
Aちゃん大丈夫！？」
「すまない、君は黙っててくれ！」
走って来た勢いでスパンｯと私の頭を引っぱたいた炭治郎。これには私も善逸も驚き桃の木山椒の木である。いや何故に殴られたの私！？
叩かれた頭を抑えつつ、ギギギ...と頭を上げるとまさに彼の顔は般若のよう。顔が引き攣るのが分かった。
『た、炭治郎...？』
「ｯ君は馬鹿だ！馬鹿過ぎる！！」
『唐突の罵倒！！！』
とりあえず彼が怒ってるのは.......私のせいか。
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カナリアドール・デミア・スカーレット(奏)@炭治郎大好き - こんにちは！応援してます！ (2021年10月29日 19時) (
レス) @page15 id: 605309b64c (このIDを非表示/違反報告)
あまいろ(プロフ) - お米。さん» 何度も読み返してくれてありがとうこざいます！！？しかも一番好きでいてくれてるんすね！？！？嬉し過ぎる……原作終わっちゃって悲しいですよねー人生物足りねェー笑まだ読んでくれる人がいると思うとマジで嬉しいですね。これからもこの小説をよろしくお願いします！ (2021年9月12日 23時) (レス) id: a7b2172907 (このIDを非表示/違反報告)
お米。(プロフ) - いやぁ何回目だろこの作品見るの。数ヶ月おきにフラット繰り返し見たくなるだよなぁ。鬼滅の夢小説の中で一番好きです。もう原作終わってんのに来ちゃいます (2021年7月29日 21時) (レス) id: a1083db659 (このIDを非表示/違反報告)
澪（霊夢）(プロフ) - あまいろさん» ありがとう！ｳﾎｳﾎ←(･ω･;)ｴ? (2021年2月1日 19時) (レス) id: d5529984b5 (このIDを非表示/違反報告)
あまいろ(プロフ) - 澪（霊夢）さん» いえいえいえいえ全然問題ないですよ！！！笑 (2021年2月1日 0時) (レス) id: a7b2172907 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あまいろ
| 作成日時：2019年7月31日 1時
