季節の呼吸を持つ少女【鬼滅の刃】第壱話

第伍話 ページ7

[__其之弍拾玖 呼吸
呼吸には拾ノ型まである…。それが全集中の呼吸である。
種類は炎・水・風・岩・雷の伍系統が存在している
そこからまた別の呼吸ができる…

唯一、私の呼吸だけは違う。私の呼吸はそこから新しい呼吸は生まれない。
でも、私の呼吸は通常のと違うとはっきりと言える。

例え、刀がを失った時にも壱つだけなしでも使える技

それが…


零ノ型 無佩刀 清風明月


唯一これだけが使える…。__]

(※零…れい
佩刀…はいとう
清風明月…せいふうめいげつ)


…


[__其之参拾 技
零ノ型 無佩刀 清風明月

壱ノ型 春 春風駘蕩
弍ノ型 春 桃紅柳緑

参ノ型 夏 九夏三伏
肆ノ型 夏 夏雲奇峰

伍ノ型 秋 風霜高潔
陸ノ型 秋 刻露清秀

漆ノ型 冬 滴水成氷
捌ノ型 冬 映雪

玖ノ型 春夏秋冬
拾ノ型 桃緑橙水

これが私の全ての呼吸…__]

(※春風駘蕩…しゅんぷうたいとう
桃紅柳緑…とうこいりゅうりょく
九夏三伏…きゅうかさんぷく
夏雲奇峰…かうんきほう
風霜高潔…ふうそうこうけつ
刻露清秀…こくろせいしゅう
滴水成氷…てきすいせいひょう
映雪…えいせつ
桃緑橙水…とうりょくとうすい)


…


『……』


あれから2年の月日が経った…


『……』


山の中で1人立っている貴方
眼は閉じており、何も見ていない状態
周りは静かで何も無い…


ヒュ〜…


風が吹いた

その風で無数の葉が落ちてきた


『…』


貴方は構える


『スゥ〜……。』


そしてこう云った…


『全集中 季節の呼吸 拾ノ型 ＿＿＿＿＿桃緑橙水』


スッ…


刀から4つの色が出てくる
そして全て落ちた葉を半分と斬った…


パラ、パラパラパラ…


『…スゥ〜…。ふぅ…』


ゆっくりと目を開ける

貴方も成長し一段と綺麗になっていた…
何より母似だ…


『やっと出来た。全集中 季節の呼吸…。
母上。見ていますか？私できましたよ？』


_よく出来ました。頑張って下さいね…_

どこからその声が聞こえた


『〜〜っ！！やったぁ〜…』


あまりの感動と嬉しさに泣き出す貴方
そこに座ってしまう


『うっ…くっ、ッ…』

しかし泣きながらも立ち上がり、家へと帰る

…


『ただ今、帰りました…』
祖父「！！ハルミ！」


そう云い走って来る祖父


祖母「！！ハルミ、目が腫れてるね…。泣いたの？」
『お祖父様、お祖母様ッ、私…ついに全呼吸を使えましたッ』


それを聞いた2人は目から涙を出し貴方に抱きついた

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