季節の呼吸を持つ少女【鬼滅の刃】第壱話

第肆拾伍話 ページ47

『耳に花札の様な飾りを付けた鬼狩りの頸(くび)を持ってこい。
もう壱人の簪(かんざし)の方の鬼狩りは…


伍体満足(・・・・

で持ってこい。
生捕りが最も善いが、殺してしまったのなら仕方がない…。
だが、必ず伍体満足だ……


わかったな？』

矢琶羽(やはば)「御意」
朱紗丸(すさまる)「仰せのままに…」


そして一瞬として消えた…

鬼舞辻はある事を思い出す


それは400年前の記憶


殺される数前までに追い詰められた男性のことを思い出す
その男にはあの花札の耳飾り(・・・・・・)を付けていた
その男の刃は紅(あか)かった…

もう1人、鬼舞辻は思い出した…


___?「無惨、私は必ずお主を救うと誓おう。
それまでに死ぬで無い。勿論誰かを殺めるのも駄目だ、


ん…?なぜ助ける?


そんな物、簡単だ。鬼は必ず悪い奴では無い、善い奴も必ず居る…
そう証明したいから、故に私はこの事を行う。

だから、私はお主を信じるんだよ…」___

そう云って微笑んだ女性を思い出す


『あの耳飾りと簪……』


そうポツリと云った…


……




「__________________」


『……結局は、私を裏切った者だ、、』


だが、彼の心には…いつまでもその女性の笑顔が脳の裏に浮かぶ


『…っ気に入らん………』


《鬼舞辻無惨視線 終了》

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