デビューを迎えるその日まで 4 (ページ38)

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親近感ページ38

目黒side

JAPAN EXPO THAILANDが終わって皆でご飯を食べに来ていた

『意外に日本の人も居ましたね』

佐｢ねっ、びっくりしちゃったよ！
ここまで来るの？！ってなったけど日本人の顔を見たら安心するね｣

最前列に遠征組の日本の人が沢山居た

岩｢ISLANDTV撮っとく？｣

照くんがカメラを取り出してクルクル回していた

深｢っあ～、美味いこれ！！｣

ふっかさんの声が店中に響き渡るけどそれ以上に賑やかなお店

“うううう～”って悲しそうな声が耳に届いた
目線を向ければ奥に女性二人が座っていた
1人は泣いていてもう1人はそれを慰めるようにしていた。ずっと気になって見ていた

渡｢うわっ、これねやばいよ｣

翔太くんの大きな声にびっくりして皆の話に集中すればいつの間にかその2人は俺らの横まで来ていた

ふらついている子を担ぎ歩いている女の子は何故が親近感があってずっと目で追っていた

ｸﾞﾗｯ

足元がふらつき俺らの方に倒れてきた

貴｢っえ？｣

丁度佐久間くんが立ち上がった瞬間だったから思いっきりぶつかって佐久間くんは焦っていた

佐｢えっ、わっごめんなさい！え、タイ語？英語？話せない、康二！！｣

向｢え？なんでぶつかってんねん笑
sorryってゆーときー？｣

ラウールと康二がくすくすと笑ってると下をずっと向いて一切こっちを見ようとしない女の子

貴｢あ· · ·っ｣

宮｢大丈夫かな？｣

舘様が顔を覗き込むようにすれば軽く頭を下げて急いで店から出ていった

『なんか、焦ってたね？』

阿｢うーん、日本語分からなかったかな？｣

ラ｢でも、タイの人っぽくなかったよね？｣

なんだろうどっかで見たことあるっていうか、
何故か追いかけなきゃって本能が働いたけどそんなの無視してタイの料理を口に運んだ