デビューを迎えるその日まで 4 (ページ26)

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信じたくないページ26

目黒side

一体何が起こってるのか分からなくて、今起こっていることの答え合わせをしたくなくてその場に立っていることしか出来なかった

深｢またまた· · ·ドッキリだよね｣

多分ふっかさんもこれがドッキリじゃない事は分かってる、きっと信じたくないだけ

岩｢· · ·うん｣

深｢ったく、どこにカメラ仕掛けてんのかね～笑
上手くなったもんだよ、えーっと｣

ふっかさんは部屋中あっちこっち駆け回ってた
マネージャーさんは何も言わずにただその様子を見つめるだけ

向｢ホンマやで、また事務所に籠ってんやろ｣

ラ｢僕電話してみようかなっ！｣

ラウールが携帯を取り出して鳴らせばAの部屋から聞こえる音

渡｢あいつ、携帯忘れてんじゃん笑｣

深｢やるなら上手くやれよってね笑｣

ふっかさんがAの部屋を開けた瞬間ふっかさんの笑顔が消えた

宮｢ふっか· · ·？｣

深｢いやいや、おかしいでしょ· · ·ねぇ｣

ふっかさんの後を追いかけるようにAの部屋に入った。部屋に入れば何も残ってなくてベッドの上にはスマホとユキちゃん

渡｢なんで· · ·ユキちゃんがネックレスしてんの｣

Aは俺らの思い出を全てここ(シェアハウス)に置いて行った。
そのユキちゃんを見て翔太くんは急に自分の部屋に戻って行った

阿｢もう会わないつもりかな· · ·｣

佐｢なんで、ねぇ阿部ちゃんっ！！｣

阿｢俺だって分かんないよ。｣

青い扉が開き片手に何かを持った翔太くんが出てきた

渡｢やっぱり、ピアスもあったわ｣

宮｢翔太· · ·｣

悲しそうに笑う翔太くんを舘様が寄り添う

『ねぇA· · ·何処にいるの？』

ユキちゃんに聞いても分かるはずないのに俺はただユキちゃんを見つめることしか出来なかった