デビューを迎えるその日まで 4 (ページ15)

今日:9 hit、昨日:7 hit、合計:674,268 hit

キスした事ページ15

貴方side

重い瞼をゆっくり開ければ目の前にふっかの顔
ちょっと顔動かせばキス出来ちゃうんじゃないのってくらい近い

ん？待てよ

『えええええ？！』

深｢っ、びっくりした｣

掠れた声で一点を見つめるふっか、ベッドから上半身を起こして状況を再確認。昨日あったことを頭をフル回転して思い出そうとする

滝沢くんと飲んでて、連れて帰ってもらって、ふっかに運んでもらって_______________

『はっ』

深｢ん～？どうしたの？｣

寝起きでほわほわしているふっかの唇をじっと見つめた。

昨日、私は。いや夢か？

深｢あれ、もしかして· · ·覚えてる？｣

『な、なにを· · ·』

2人に一気に緊張が走った

深｢いや、覚えてないならいいんだけど笑｣

起き上がり親指で自分の唇を触りながら言うふっか

『キスした· · ·？』

深｢え、覚えてんの？！｣

心做しかちょっと嬉しそうなふっかに腹が立つ
何故かふっかとキスした事だけは鮮明に覚えている

『うん· · ·』

ベッドに2人で腰かけなんとも気まずい空気になっている、ふっかの顔を見れずにいると

深｢なーに？もう1回しとく？ちゅー｣

口を尖らせて近づいてきた

『調子乗るな』

ふっかの顔を抑えて部屋から逃げるように出た
多分私の顔は真っ赤だろうな

深｢Aちゃぁ～ん｣

『来ないでってば！！』

リビングに逃げ込めばもうみんな揃っていた

渡｢うわ、顔赤いじゃん、熱？笑｣

『あー、うるさいうるさい』

ラ｢二日酔いでしょ｣

熱い頬を冷やすように冷蔵庫の水を飲む

深｢もー、Aってば！｣

『今はほんとに来ないでっ』

そんな私たちを見てハテナを浮かべる皆

岩｢なになに、ふっかとなんかあった？｣

佐｢なーにぃ？キスでもしちゃった？笑｣

ｶﾞﾀﾝｯ

飲んでいたペットボトルを床に落とした

目｢え· · ·？｣

渡｢え、ちょっと待ってパニックパニック｣

最悪じゃん_______________