デビューを迎えるその日まで 4 (ページ13)

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酔わせてページ13

深澤side

ﾋﾟｺﾝｯ

A今日は滝沢くんです

ふっか了解、楽しめよ

Aがスタンプを送信しました

今日は、というか今日も帰りが遅い
夕方あんなメッセージが来てから時刻は日付を越す前
皆で帰りを待っていたけどラウールは眠たいのか首が重そう

目｢ラウール、寝よっか｣

ラ｢ん、｣

『ごめんな？遅くまで、俺からキツく言っとくよ｣

めめがラウールの手を引いて自室へと入っていった

阿｢俺も寝よっかな～、ふっかは起きてるんでしょ？｣

佐｢佐久間も部屋でアニメ見てくる～｣

岩｢俺も部屋で筋トレするからなんかあったら呼んで｣

それぞれ部屋に戻って行く、翔太はソファーに座って携帯をいじっている
舘様は欠伸をして部屋に戻っていった

向｢舘様～俺も寝るっ｣

舘様に引っ付いて歩く康二

『翔太も寝たら？』

渡｢ん？あー、うん｣

俺と一緒で気が気じゃないんだろうな、
時計ばかり気にしていると玄関が開く音、翔太も携帯から玄関の方に目線を移す、2人で玄関の方に行けば滝沢くんにお姫様抱っこされたAの姿

滝｢ごめん、ちょっと酔わせ過ぎた｣

部屋まで連れて行こうとする滝沢くんに翔太はリビングでいいと案内した

貴｢タッキー、まだAっ、呑めるよお～｣

滝｢もうダメ、大人しく寝ろよ｣

滝沢くんにしがみつきながら言う
普段自分のこと名前で呼ばないくせに幼馴染の前では呼ぶんだ

『何があったんですか？』

滝｢今日は酔いたいって、ごめんな｣

愛おしそうに規則正しい寝息を立てるAの頭を撫で、帰る支度をして家から出ていった
しばらくして目を開けるA

貴｢タッキーは？帰っちゃったの？｣

『うん、帰っちゃった』

ソファーに寝転ぶAの横に座る

貴｢酔わせてよ· · ·もっと｣

何故か色っぽくてドキッとしてしまった

渡｢ほら、水飲めブス｣

貴｢ふふっ、しょったくん、ありあと～｣

呂律も回ってないAを翔太と2人で見つめていた