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☆55 ページ9

「ハンゾーより年下のAのが強いと思う」


キルアが呟いた。


「!」


体が固まる。


「どした?」


きょとんとした顔で聞かれ、「なんでもない」と笑うと手を握りしめた。


「あ、もしかして18より上?」


「……教えなーい」


にっこりとキルアの頭を撫でる。


そして、


「ほらゴン!君なら勝てるよ!!」


ゴンに向かって叫んだ。


ハンゾーはボクを見ると、「なんであいつだけ……」などと言い出したので聞かなかったことにしよう。


「……わざと蹴られてやった訳だが……」


「嘘つけーー!!」


それからハンゾーはゴンにそう言った。……鼻血は?


「あ、それとレオリオ」


「黙りますですハイ」


「よし」


そんなボクを見て、クラピカがクスッと笑っていた。


「分かってねーぜ、お前。オレは忠告しているんじゃない、命令しているんだぜ。
オレの命令は分かりにくかったか?
もう少し分かりやすく言ってやろう。……足を切り落とす。二度と付かないように……」


そんなの、念能力の回復系があれば治せるよ?


そう言おうとして、黙った。


まあ、治せるほどの力を持つ人は少ないだろうし、念のこと知らないだろう。


どっちにしろ、ボクが言うことじゃない。


「取り返しのつかない傷口を見ればお前も分かるだろう。だが、その前に最後の頼みだ。「まいった」と言ってくれ」


その言葉を聞いたゴンは。


「……それは困る!!」


そりゃそうですね。


部屋中が一瞬静まり返った。ゴンは言葉を続ける。


「足を切られちゃうのは、嫌だ!でも降参するのも嫌だ!だからもっと別のやり方で戦おう!」


「なっ……お前自分の立場わかって言ってんのか?」


ハンゾーは怒りだし、レオリオとクラピカは驚いている。


で、ボクはと言うと、


「ゴンらしい答えだね」


と微笑んだ。


それにつられたのか、ヒソカやボドロという人まで笑いだす。


一方ハンゾーは、


「勝手に進行すんじゃねーよ!なめてんのか!?その足マジでぶった切るぞ、ゴラ!!」


「それでもオレは「まいった」とは言わない!……そしたら血がいっぱい出て死んじゃうよ。その場合失格するのは、あっちの方だよね?」


それにハンゾーは唸り、マスタは「あ、はい!」と返事をした。


「……死んじゃったら助けられるもんも助けないけど」


「助けられるのか?」


「……」


思わず黙りこむ。


「お前、さっきから変だぞ?」

 
不機嫌そうなキルアに言われた。

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月咲餅(プロフ) - Mikanさん» 楽しいですか?楽しい……のか?←((コメントありがとうございました♪ (2014年1月19日 22時) (レス) id: bba94b30fc (このIDを非表示/違反報告)
Mikan - 楽しい話しですね(^∇^) (2014年1月11日 23時) (レス) id: eb7b1635d5 (このIDを非表示/違反報告)
月咲餅(プロフ) - 雨龍さん» え、あ、ありがとうございます(*´∀`*) (2013年12月8日 21時) (レス) id: bba94b30fc (このIDを非表示/違反報告)
雨龍 - 主人公、なんか可愛い・・・ (2013年12月6日 22時) (レス) id: 1b9645d82b (このIDを非表示/違反報告)
あにまる。(プロフ) - 新作(シリアス)作ったよ~(´▽`)/良かったらみにきてね~(^_^) (2013年9月15日 16時) (レス) id: 665651b88c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月咲餅 | 作成日時:2013年9月4日 22時

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