32.ヒーロー。2 ページ33
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練習が終わりいつも通り家に帰ってきた晶大さん。
なんだけど…非常に機嫌が悪い。
過去最強に機嫌が悪い。
考えてもわからないので聞いてみることにした。
「ねぇ私なんかした?」
「別に。なんもしてないんじゃない。」
(わーお。どうしよう。)
ものすごく不機嫌な晶大。
まさか出耒田さんと話してるのを聞かれたのか。
(でも晶大も知ってるよね?)
私が出耒田さんの大ファンなことは晶大も知っているはず。
「あいのヒーローは出耒田さんなんでしょ。」
(あぁやっぱり。)
「出耒田さんと話してるの聞こえた?」
「うん。好きとか憧れとかヒーローとか全部聞こえた。」
どんどん不機嫌になっていく晶大。
どうしたらいいかわからなくなってきたので正直に気持ちを伝えてみる。
「ごめんね。でもね、晶大が1番かっこいいと思うし晶大の1番のファンだから。
出会ってからずーっと私のヒーローは晶大だよ?」
恐る恐る晶大の顔を見ようとすると無言で抱き上げられて膝の上に座らされる。
すぐ目の前には晶大の顔。
(近い。近いです。)
そんなこと言えないんだけどね。
「ごめん、嫉妬した。正直出耒田さんの方がバレー上手いし優しいし大人だし。
あいのこと可愛いくて素敵な人だなって褒めてて。取られんじゃねぇかなって。」
少し照れ臭そうに話す晶大。
「好きなのは晶大だけだからね?」
「知ってる。もう出耒田さんに好きっていうのは禁止だからね。」
「はい。」
「俺だけ応援しとけばいいの。」
「はい。」
「俺だけ見とけばいいの。」
「うんうん、わかったから。笑」
「もーほんと心配だったんだから。」
安心したのか笑顔の晶大。
「これから先ずーっと私のヒーローは晶大だけだから。」
そう言って晶大にキスをした。
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Miii(プロフ) - はじめまして!この小説の続きが読みたいです!良かったらパスワードを教えてもらえませんか? (10月8日 1時) (レス) id: 2dc2c97a9f (このIDを非表示/違反報告)
(名前)あやか(プロフ) - パスワード教えて下さい!! (2021年8月13日 13時) (レス) id: 6c19d02f23 (このIDを非表示/違反報告)
moe - この小説の続きを読みたいのですが…リクとかパスワードを聞くのとかどこからたずねたらよろしいのでしょうか… (2020年8月13日 11時) (レス) id: ae6b71875c (このIDを非表示/違反報告)
めぐ - とても面白かったです (2020年8月13日 11時) (レス) id: ae6b71875c (このIDを非表示/違反報告)
shimasano0507(プロフ) - 初めまして、凄くドキドキする作品でした。 (2020年8月10日 17時) (レス) id: e68347c50e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アイク | 作成日時:2016年7月11日 0時