28.悔しさ。3 ページ29
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「……晶大？」
とりあえず名前を呼んでみる。
「…………なに？」
あ、返事があった。一安心。
「お疲れ様。ご飯食べよ？」
声をかけてみるも…
「いらない。」
晶大の視線は画面から離れなくて。
「今日ほんとひどかったよな…」
そう小さく呟く声が聞こえた。
「………」
私にはバレーのことはわからない。晶大が普段背負っているプレッシャーも悔しさも苦しさもわかってあげられない。
「うまくいかないときはみんなあるよ。」
こんなことしか言えなくて。
「俺がこんなんじゃダメだろ。」
そう言ってまたため息をつく晶大。
いつまでたってもうじうじしている晶大にだんだん腹が立ってきてしまって。
「意味わかんない。終わったこと反省するのも必要だけどいつまでうじうじしてるの。
いつでも100％の力出せる人なんかいないでしょ。終わったことは変えられないんだから明日から頑張るしかないじゃん。」
気がついたらそう言ってしまっていた。
目の前には驚いたような晶大の顔。
(やってしまった。)
よくわかってないくせに知ったような口聞いてアドバイスなんかしちゃって、怒らせちゃった。
「ご、ごめ…ん？」
急いで謝ろうとすると目の前には爆笑する晶大がいた。
(え…？)
驚いて言葉も出ない私。
そんな私が面白かったのかさらに笑い出す晶大。
「もう、なんで笑ってんのよ。」
「いや、あい強いなと思って、笑
お前のそういうとこ好き。」
よくわかんないけど笑ってるからいいや。
「次うじうじしたら本当に怒るからね？」
こわっ！と言って笑う晶大。
「さ、ご飯食べよー！」
元気に寝室を出て行く晶大を
「うん！」
そう返事を返して追いかけた。
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Miii(プロフ) - はじめまして！この小説の続きが読みたいです！良かったらパスワードを教えてもらえませんか？ (10月8日 1時) (
レス) id: 2dc2c97a9f (このIDを非表示/違反報告)
(名前)あやか(プロフ) - パスワード教えて下さい！！ (2021年8月13日 13時) (レス) id: 6c19d02f23 (このIDを非表示/違反報告)
moe - この小説の続きを読みたいのですが…リクとかパスワードを聞くのとかどこからたずねたらよろしいのでしょうか… (2020年8月13日 11時) (レス) id: ae6b71875c (このIDを非表示/違反報告)
めぐ - とても面白かったです (2020年8月13日 11時) (レス) id: ae6b71875c (このIDを非表示/違反報告)
shimasano0507(プロフ) - 初めまして、凄くドキドキする作品でした。 (2020年8月10日 17時) (レス) id: e68347c50e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アイク | 作成日時：2016年7月11日 0時
