Four episode. ページ7
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オンボロ寮の前に着き、その外見を見て口元を引きつらせた。
なんかゲームで見てたよりも酷くない？
想像の10倍くらいはボロボロだった。
監督生の所為なのか、元々こんな感じなのかどっちなんだろう。
「さて、着きました。今日から貴方にはこちらに住んでもらいます」
「…なんというか、趣がありますね…？」
「えぇ、まぁ…。なんか前より汚くなってる気がしますけど…」
おい。最後にボソッと言ったの聞き逃さなかったぞ。
やっぱり監督生が悪いんじゃん。何やってんの。
「監督生さん、起きていますか？」
「はぁい！」
学園長がオンボロ寮の扉をノックしながら声を掛ける。
すると、中から“THE・猫なで声”という感じの声が聞こえてきた。
SAN値チェック起こりそう()
ガチャリ、とドアが開く。
中からは、茶色の髪をツインテールに結んでいる、可愛いともブサイクとも言えない感じの子が出てきた。
これは結構簡単に勝てそうだな…
「…がくえんちょぉ、その子ぉ、誰ですかぁ？」
「今日からこのオンボロ寮に住むことになった方です。名前は…えーっと…」
「乃蒼、です」
「…だそうです。仲良くしてあげてくださいね？」
「…はぁ〜い」
監督生の返事を聞いてすぐに学園長は学校の方へと帰っていった。
多分この子がつけてる香水の匂いが気に入らなかったんでしょうね。
「…あんた誰？」
「っえ？」
いや、本性出すの早すぎでしょ。もう少し粘ろうよ。
というかホントに愛されるつもりなら普通出さないでしょ。
「え、と、乃蒼、だけど…」
「そういうことじゃないわよ！なんで原作にいない奴がいるのかって聞いてんだけど！私が入学した時期も可怪しいし…」
「げ、原作ってなんのこと？」
まぁ、とか言いつつ知ってんだけど。
「はぁ？っち、使えないやつ。いい？このオンボロ寮は私のものなの。貴方は24時間毎日私の代わりに掃除とか色々雑用をこなしとけばいいのよ。寝る場所は適当に探して」
「え？で、でも学園長さんが…」
「だーかーらー、貴方はオンボロ寮の雑用だけしてなさい！物わかりが悪いわね！貴方なんかにここで寝させるわけ無いでしょ！ほら行った行った！」
目の前で扉を勢いよく閉められる。
いや無茶振りすぎません？？？
ちょっと…というか凄く説明が足りなかった気がするけど…
え、要はお世話だけして寝るときは野宿しろってこと？
いや最低だな？？？
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零(プロフ) - 続きが速く見たいです! (5月31日 19時) (
レス) @page8 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - めちゃくちゃ面白くなりそうな予感……！更新楽しみです( *´꒳`*) (2022年1月23日 21時) (レス) @page7 id: 69c02199bb (このIDを非表示/違反報告)
風雨鬼(プロフ) - のののさん» ありがとうございます！頑張って更新しますね！ (2021年12月17日 22時) (レス) id: fa6e41920e (このIDを非表示/違反報告)
ののの - めっちゃ好きな作品です！！最新待ってます♪ (2021年12月17日 11時) (レス) @page3 id: df95154fff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風雨鬼 | 作成日時：2021年10月9日 17時
