ヒロイン失格。 《岩田剛典》#3

＊71 ページ3

普段は、こんなこと絶対にしない私。





でも、無性に臣くんの声が聞きたくなった。






臣「もしもし？」






貴「やっほー！笑」






突然の電話は少し不安だったけど、出てくれてちょっと安心。






臣「…で、どしたの笑」






安心感に浸って黙っていた私に軽くつっこむ臣くん。






貴「なんか、臣くんの声聞きたくなっちゃって笑 今、忙しかった？」







臣「いや、全然！むしろめちゃくちゃ暇で死にそうだった笑」







臣「俺も、声聞きてぇなーって思ってたとこ。」






貴「またまたー笑」






臣「いや、マジでさ笑」






やっぱり、この人となら笑顔になれる。






自分で頑張らなくても、相手のこと笑顔にできるんだよ？






こんなに幸せなことって、ないんじゃないかな。

＊72→←＊70

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す