小さいあのこ。3 (ページ17)

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ネコちゃん（赤・緑）ページ17

(設定)
『遅れたけど』と同じ。
シリーズ1から続くよく出てくる赤さん溺愛の兄弟設定のやつです。
橙…長男大学生
紫…次男大学生
緑…三男高校生
赤…末っ子中学生
赤は生まれつき足が不自由で車いす。
ほのぼのした話
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緑side

緑「にゃん！」

赤「ちょっとちゃうな」

何故、僕は今リビングの床で猫の真似をしているのか。

遡ること1時間前。

今日は誠也くんの大好きな動物番組の猫ちゃん特集。

一緒にソファーに座って番組を見ていた。

可愛い猫ちゃんの映像には終始可愛いを連発して、

芸能人が猫に翻弄されながら写真を撮る企画は笑いながら見ていた。

番組を見終わった誠也くんは何を思ったのか

赤「ネコネコじゃんけんしよ！」

じゃんけんぽんって所でネコの真似をして、より似ている方が勝ちらしい。

乗ってしまう僕も僕だけど…

意外と白熱して、お互い動画の撮影まで始めた。

橙「えっ晶哉くん、何してんの？」

帰宅した大晴くんが完全に引いた目で僕を見つめている。

緑「いや、これは」

ゲラゲラ笑いながら、動画を撮影する誠也くん。

赤「晶哉くんな、何かいきなり猫ちゃんになってん。」

緑「ふざけんな、ネコネコじゃんけんやり出したの誠也くんやろ。」

焦って、何故こうなったのかの経緯を説明する。

橙「頭おかしくなったかと思ったわ。」

一応引き分けだけど、可愛いすぎるので僕の中では優勝は誠也くん。

今日の夕食は焼き魚。

紫「魚やん！良かったな。」

緑「何が」

紫「なりたかったんやろ、猫に」

緑「何故それを」

紫「さっき動画見せてもらった」

緑「なりたかったんやなくて、ゲームや」

「その動画、早く消してくれ」

赤「消さんよ、めっちゃ良かったで。」

それからというと

赤「ネコネコじゃんけんやろ」

緑「絶対やらん」

恥ずかしいのでこの遊びは封印。

(おわり)

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ほのぼのです。

例のネコネコじゃんけん。

いつか動画がアップされることを願って…